2013年 4月 12日

「本の周辺1」 長浜曳山まつり

  長い間さぼっていたブログですが、心機一転、またブログを続けていくために新しいテーマを作ってみました。
 実はサンライズのHPでブログを書き始めたのは10年前の2003年、当時「本の周辺」というタイトルで書いていました。HPをリニューアルしたときにそのデータは移していなかったのですが、そのタイトルで再スタートし、これまで作った本に纏わることを辿っていきたいと思います。

 平成23年度に滋賀県立大学の市川秀之・武田俊輔先生が学生とともに長浜曳山まつりの調査をしておられたので、それを学生の視点で「曳山まつりの現在(いま)を淡海文庫にできないでしょうか」とお願いし、できあがったのが『長浜曳山まつりの舞台裏』です。
 昔から長浜のお取引先は曳山まつりの本日(ほんび)4月15日が「休業」と決まっていて、それを当然と理解していたものの、本を読むと何ヶ月もの準備期間と多くの人との協同により維持されていることがヒシヒシと伝わってきます。
 「まつり」の裏側をのぞいているうちに、なんと山組の若衆に参加した武田先生や学生、しゃぎりの一員になった女子学生のことなど、町衆が一丸となって執り行う行事に惹かれていく様子がいきいきと描かれています。
 市民の手で長浜城を再興したり、黒壁再生など長浜の結束力はまさに祭りによって培われてきたのです。
 守山市の小津神社の祭りでは、地域の新興住宅の方から長刀振りを教えてもらい参加できないだろうかという話が出ているとも聞きました。祭りは本来見るよりも参加するほうが楽しいはずです。何百年も続く地域の祭りを側面から眺めてみる必要がありそうです。
 ちなみに先日会社に来られた「常磐山(ときわざん)」の若衆筆頭、実はいつもお世話になっている書店の店長さんでした。今は仕事は早番で「本日」は有給休暇をとられるそうです。

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