2021年 8月 27日

月刊「歴史地理教育」で小笠原好彦著『古代近江の三都 大津宮・紫香楽宮(甲賀宮)・保良宮の謎を解く』が紹介されました

 
………………………………………………………………………………………………
……小・中学校の歴史教科書で取り上げられている天智天皇の大津宮遷都では、多くの先行研究を踏まえたうえで、白村江の役の敗北後に備えた軍事的側面よりも、水陸交通の要衝地で物資の集散地になっていた大津に着目し、庚午年籍にみられるように新しい国家体制をめざしたとする著者の見解が述べられている。
 本書は、推理小説で謎が一つ一つ解決されていくようなスリル感を味わいながら読み進められる。こうして三都の謎が解き明かされていき、地域から古代社会を読み解く最適の書である。(奥村信夫・滋賀歴教協、歴史地理教育2021年9月号)
………………………………………………………………………………………………
古代近江の三都 大津宮・紫香楽宮(甲賀宮)・保良宮の謎を解く
ISBN978-4-88325-715-7
 

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。

最近の10件

ページの上部へ