2020年 5月 25日

水野章二編著『よみがえる港・塩津 北国と京をつないだ琵琶湖の重要港』が京都新聞で紹介されました

 
▼塩津港の栄枯 多角的に分析/水野・県立大名誉教授らが論文集
 
……塩津港は、琵琶湖の最北端にある港。古代から栄え、近世後期に日本海沿岸を西へ回り、瀬戸内海を通じて大坂や京都に向かう西廻り航路が開かれるまで、日本有数の物流拠点だった。
 
 2006年以降の河川改修や国道バイパス工事に伴う発掘調査で、平安期から南北朝期の遺構や遺物が出土した。水野さんによると、「琵琶湖の水位上昇で港が水没したことから、保存状態が極めて良かった」ため、国内最古の平安末期の起請文(きしょうもん)木札や、港と密接な関係にあった神社遺構の発見など、大きな成果を上げた。
 
 同書は、水野さんら研究者が調査結果を基に、塩津港と周辺の神社との関係や、琵琶湖の環境変化に伴って移り変わる港の姿を多角的に読み解く。……(京都新聞2020/05/21)
 
よみがえる港・塩津 北国と京をつないだ琵琶湖の重要港
ISBN978-4-88325-680-8
 

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。

最近の10件

ページの上部へ