2009年 8月 23日
ぼくたちの地蔵盆
夏休みの終わりに行われる「地蔵盆」は、かつてお堂洗いから飾り付け、
後始末まで、子どもたちが主体となって行われていました。
こちらは、地蔵盆を中心に当時の子どもたちの情景を描いた絵本、
近江子ども歳時記『ぼくたちの地蔵盆』(近藤千代 作、中川佳代子 画)です。
http://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-048-6/
おみやげ あげやーす」
「ローソク一本 あげやーす」
カン カン カン
「ここに おいとくでな。そなえとくれ」
「わあー、かわいらしいならったなあ」
「来年も使うでな」
そんな湖北弁が心地よく、子どもたちの表情も生き生きとしていて
いまの子どもたちに読んであげたい名作。
というより、実際に体験させてあげたいひとときです。
今年も「おみやさんのうらで、ツクツクボウシが なき」だす頃となりました。(Y)
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