2020年 11月 26日

丁野永正著『北近江の戦国秘話 小谷の龍』が中日新聞で紹介されました

 
 東近江市建部瓦屋寺町の丁野(ようの)永正さん(77)が、先祖の出身地である長浜市を拠点とした戦国大名・浅井氏の歴史をまとめ、二年前に自費出版した「北近江の戦国 小谷山古城」を全面改訂した。「北近江の戦国秘話 小谷の龍」と銘打ち、浅井氏三代の隆盛と散華を描いている。(川添智史)
 丁野さんの一族は、同市小谷丁野町の出身。浅井氏も現在同町がある丁野郷の出と言われ、近くには拠点とした国史跡・小谷城跡がある。
 改訂前の本は浅井氏を中心とした戦国史の解説書の性格が強かったが、今回は概略にとどめた。代わりに、改訂前も収録していた一五七〇(元亀元)年の姉川の合戦をモチーフにしたオリジナル小説を膨らませ、読みやすさを重視した。
 小説は、主君に代わって湖北地域一帯を実質的に治めた亮政から、統治の基礎を固めた久政、戦国大名に成長した長政までの約七十年間のドラマを描いた。史料に基づきながら、丁野さんの見解も交えている。
 特に、NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」で放映中の長政と織田信長の協力と対立関係に力を入れた。長政は久政の盟友だった朝倉義景を助け、信長との同盟を破ったことで、七三(天正元)年に小谷城……(中略)
 四六判二七七ページ、千円。長浜市の道の駅・浅井三姉妹の郷やJR河毛駅、東近江市の書店などに置いている。【問】丁野さん=090-8980-8034(中日新聞2020/11/26)
 

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