2006年 10月 12日

本当の近江商人

視察研修の同窓会お集まりの余興として「近江商人」の話をせよとのことで長浜に出かけた。
少人数のお集まりだったので、テーブルを囲んで、和やかであったが、開口一番「みかたよしさん」といわれてしまった。
「三方よし」はまだまだ定着していないらしく、「さんぽうよし」と読んでもらえないことは多い。

さらに続けて「近江商人といえば西武の堤氏がそうなんだね」またまたパンチ攻撃が続く。
すぐさま「いいえ、近江のご出身ですが」と言葉をさえぎってしまった。

お客様に対して自尊心を傷つけた態度であったことを反省はしたが、そのままではすまなかった。そしてすぐさま本題に入り、近江商人の経営理念が今見直されていることを話した。

琵琶湖が滋賀県にあることの認識が薄いと同じぐらい、まだまだ近江商人に対する認識は浸透していない。当然ながら「三方よし」の経営理念は言うに及ばない。
こうした現状を打破したい思いから出版したのが、まもなく、発売となる『近江商人ものしり帖』である。

わかりやすく、親切な構成、さらにはお手軽な価格設定にしたので是非多くの方に読んででもらいたいと願うばかりである。

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