2014年 2月 12日

2/11勧請縄探訪ウォークin野洲開催いたしました。

 
参加者25名で野洲市内の3つの神社を巡り歩き、それぞれの勧請縄を観賞してきました。
当日は晴天だったものの、気温は低く冷たい強風もあったので、
コースの一部に吹きっ晒しの田園地帯の道を歩くところはなかなか厳しいウォーキングでした。。。
 
それでも各神社の境内は穏やかでゆっくりと鑑賞できました。
屯倉(みやけ)神社→行事神社→新川(にいかわ)神社と巡りましたが、
最後の新川神社以外では当日が祭礼日で氏子さんが何名か集っておられ、
なかには勧請縄を復元・製作した方もいらっしゃり直接お話を聞くことが出来たりなどラッキーでした。
地元の方の生の話を聞けるというのはこういった現地ツアーならではの醍醐味です。
「百聞は一見に如かず」。
『勧請縄』で写真を見るのよりも、やはり現物を見るとはるかに圧巻です。
神社の木々に囲まれた厳かな境内の雰囲気も手伝って、現場の空気感の中で生の勧請縄を拝見できたのは何よりの体験でした。
それは参加者のみなさん誰もが感じていただいたのではと思います。
参加者のみなさんはそれは熱心で、みなさん手持ちのカメラであらゆるアングルから勧請縄を撮影されていましたし、
なかには一生懸命メモをとっておられる方もいました。
それにしても本当に形容が神社それぞれで、個性豊かでした。
中央に位置するメインの「トリクグラズ」の両側に下げられる小縄の数を決める理由も、月の数の12にするところを閏年の年は1本増やすところもあれば減らすところもあり、
また片側に各12で計24もの小縄を下げるところもあり。
そういえば参加者のおひとりに、うちの字では365本手依りするする、とおっしゃってる方もいました。

村境としての役目の話も興味深く、基本悪霊除けなので人間の往来は関係ないが、村から村へお嫁に行く人が必ずくぐらなければならないとのシキタリのあるところがあったとか。
 
昔ながらの藁からナイロン製に変わったり、手依りから機械依りになったりなどの現代的な話題も。
 
大変充実した探訪ウォークになりました。
著者で当ウォークの案内人の西村さんはじめ参加者のみなさま、本当にありがとうございました。寒い中、お疲れ様でした。
 
 

              
※当日解散に関しまして一部の方に行き届いていなかった不手際のあったことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
 
 

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