2005年 11月 22日

敏子さんに題字を書いてもらった

友人のお父さんの自分史『鰧のつぶやき』。
表紙装丁を見てもらった翌日に亡くなられ、
遺稿集となってしまった本である。

10月16日、著者が再入院されたとの電話を聞いた
敏子さんは、その日、一生懸命題字を書いてくれた。

著者が描かれたオコゼの絵がとてもステキで、
この絵にふさわしい題字は活字では合わないからと
3日ほど前に敏子さんに頼んでいたからである。

敏子さんも、良い本ができることを願って、ちょっと
恥ずかしいといいつつ、題字を引き受けてくれた。
ずいぶん長い間、印刷の仕事をしていた敏子さんだが、
これは80歳にして、表紙装丁の初仕事である。

著者・岡田彰先生は、敏子さんの歌文集
『鯛のめだま』の装丁を気に入ってくださっていた。
だから、よけいに力が入ったのだろう。

ちなみに『鯛のめだま』は吉田カツさんの装丁だ。

鯛のめだま

吉っちゃん(敏子さんの連れ合い)が亡くなって、味のある
字を書いてくれる人を探していたが、これで安心。
もう「趣味のお習字」というのを止めておきます。おかあさん。

2005年 11月 17日

心憎い酒屋さん

仕事を終えて家に帰ろうとしたところ、日本酒が切れていることに
気が付いた。午後7時半、近所の酒屋さんはすでに閉まっている。
「あの山 越ーえて 酒 買いにー」
のごとく、車で彦根市内の北村酒店へ行きました。

ここの酒屋さんは結構遅くまで開いているのです。
燗酒のむのだから、特別上等のお酒でなく、一般の地酒と
旭日と喜楽長を各1本買いました。

なぜかといえば「旭日」の藤居鐵也さんとは10年来のお知り合い、「喜楽長」の喜多社長は高校の同級生なのです。

そうしたら、ここのお母さん、「はいどうぞ」と
手作りの箱に入れてくださいました。

リユース箱IMG0001.jpg

缶ビールの箱にビニール紐を通して、中は瓶がぶつかりあわない
ようにと仕切りのダンボールまで入れてありました。

この手作りのリユース箱にすっかり感激!!

ちなみにここのお店は立ち飲みもできるのです。
小さい頃はお酒やお味噌を買いに行くと、おじさんがよく立ち飲み
していたことを思い出しました。
ぐいっとコップ酒、美味しいんでしょうね。

いくらお酒好きでも、立ち飲みはちょっと恥ずかしい。

2005年 11月 16日

西野麻知子さんお疲れさまでした

今日、琵琶湖・環境科学センターの西野麻知子さんから

『内湖からのメッセージ』の最終校正を受け取りました。
春が夏になり、そして秋も過ぎて、ようやく12月に出来上がる予定です。

最終までチェックが入ったのは、内湖の形と位置。
戦前・戦後に干拓されて姿が変わった旧内湖の名前と形をきちんと
入れようと話あったものの、結構大変な作業でした。

内湖からのメッセージ

専門的な本なので、初歩的なチェック以外は、西野さんに捻り鉢巻
(してたかどうかは知らないけれど)でしていただきました。

「いつ、発行ですか?」というお問合せや予約もあり、これから修正、
最終チェックをして、12月中旬発行です。

2005年 11月 15日

フジテックのタワー建設中

タワー

近くのフジテックの造成地を見に行きました。
これがタワーの基礎工事の部分です。

130メートルのタワーが出来るのですよね。

一緒に車に乗っていた母に、
「あそこに完成予想図があるから撮っておけば良い」
と指示されました。
「はい、わかりました」
本当によく気のつく母でございます。

フジテックIMG0001.jpg

2005年 11月 8日

また社名を間違えられた

サンライズの本の約三分の一は地方小出版流通センターから
全国の書店へ配本されています。
そしてこの会社の社長は川上さんと言います。
ところでこの川上さん、どうも「サンライズ」という名前を覚えて
くれないのですよね。

先日も新刊『よもやまばなし琵琶湖疏水』を全国書店に新刊ニュースとして
紹介してくださったのはうれしかったのですが、またまた「サンブライト社」と
書かれていました。

数年前、『きてみて五個荘』を出したときもそうでしたね。

サンブライトさんはサンライズが商業出版を始める数年前まで、
滋賀県と京都の本を作っていた版元で、川上さんはこの両社を
知っているのですが、ついつい名前を間違えてしまうようです。

でも、もうサンライズも10年以上続いているのだから、そろそろ
覚えてくださいね。

2005年 11月 1日

これ何?

sisonotabaIMG0001.jpg

10月8日、上平寺のイベント販売の帰りに「旬彩」へ寄ったら、
閉店間際で野菜を出品していたおかあさんが、紫蘇の実の
売れ残りをいっぱいくださいました。

家に持って帰り、紫蘇の束を籠に入れておいたのを見て
「これ何?」と言ったのは姉。

我が家の紫蘇の実は小さいので、姉は一瞬わからなかったみたい。
前の週に買い求めた紫蘇の実と同じく、早速塩漬けにしました。
「忙しい」と言いつつも、夕食を済ませた後に
セッセと実をしごいて作りました。

でも、こんなに束になっていると、ちょっとおしゃれでしょ。
そう、産直販売所もちょっと置き方を工夫すれば、
売れ行きにもきっと影響するでしょうね。
一緒にレシピがあればなお良いでしょうね。

20年ほど前、知り合いの八百屋さんのために、
「たけのこのゆで方」と「梅の漬け方」のレシピを作ってあげたことが
あったっけ。
でも、梅干しは実際に作ったことがなく、あちこちの料理本を見て
書いたのですが、何度も追加刷りしたから、きっと近くのお母さんには
役立っていたようです。

2005年 10月 30日

出来上がった本、きっと見てくださいね

過去に2度、本の話題に書いた友人のお父さんのご本。
今日カバー装丁をご覧いただき、校了となりました。

でも、23日に入院されたとき、
「はーちゃん、もう長くないわ」
とつぶやかれました。

そして昨日から投薬も自ら断られたとのこと。

「あかん!ちゃんと出来上がった本みてもらわんと」

もう少しでできあがりますから、それまで待っていてくださいね。
きっとですよ。

10月28日、ブログに下書きしたままにしていた記事が上記です。
今朝(30日)、奥様から昨夜亡くなられたとのお電話をいただきました。

『鰧(おこぜ)のつぶやき』

28日にカバーを巻いた束見本を見ていた先生は、
すでに友人・生史と半分語り合っていたような……。
でも、先生が描かれたオコゼの絵を表紙に配したものを
ジッと見つめ、「これで出来た」といわれた先生。
発行日のことを確認したら、
半分意識朦朧としたなか、「生史の30年祭と一緒に配ろうか」
と言われた先生。

「葬式に配る本を作ろうと思っている」と8月にお伺いしていたときに先生は
言っておられましたね。お葬式に間にあわなくてごめんなさい。

病室を後にするとき握手して、
「また、来ますね」といったのに、
「素晴らしい施設だ」と話しておられた
彦根市立病院の緩和ケア病棟には
もうお伺いできないのですね。

本作りをお手伝いする者にとって、ご本人に出来上がった本を
手にしていただけないことは、とても辛いのです。

2005年 10月 25日

とら醤油

仮事務所をお借りした大家さんは、西賢商店さんです。
10月の中旬、契約書を交わすため、西賢さんのご自宅へ行くと「とら醤油」の前掛けと、
商品が置いていました。

ありゃま!タイガースファンが喜びそうなお醤油。

何でも岡山のメーカーの商品で、国道沿いのコンビニでも売っていたとのこと。
でも私はこのコンビニでの買い物と言えば、お酒とたばこと卵が主だったので、
「とら醤油」は全然知りませんでした。

西賢商店さん曰く、
「コンビニを閉めてもわざわざ訪ねて家まで買いに来られる方のために、
商品は自宅に置いておこう」
ということになったそうです。

そんなわけで、お店のウインドーには西賢商店さんのお家の地図が
貼ってあったので、そのまま剥がさずに残しておきました。

すると本日、この「とら醤油」を買いに来た人がおられました。
早速地図を指してごあんなーい。

移転して9日目で一組とすれば、ここに居る年末までには
少なくとも5人くらい尋ねられるかしら?

2005年 10月 8日

戦国浪漫のゆうべ

朝からあいにくの雨で、今日は車の後ろに本を並べて
売るしかないかと思いつつ、役場の高橋さんに電話しようと
思ったら、向こうから電話があり、「ジョイ・伊吹」で開催とのこと。
一部プログラム変更があったものの、講演会は開催されました。

お城関係のイベントに何度か行くと結構お馴染みの顔ぶれに
出会います。「顔は知ってても名前は知らんのや」と言ってた
番場のおじちゃん、実は私もおじちゃんの経歴や家族構成は
聞いたけど、肝心のお名前存じないのです。

だから、こういう時は、既刊本は結構持っている方が多くて
新刊を半メインとして持っていきますが、今回一番目の
お客さまは『近江 山の文化史』をお買い上げ。やはり最新刊は強い。
そして「田中吉政」も強かったです。

『秀吉を支えた武将 田中吉政』は「近江の城郭」の管理人の野暮さん曰く、
「光成ファンなら誰でも知ってる」

本当ですね。「びわこ物語」の管理人田附さんは、長歴の展覧会に
三回も行ったそうです。彼女のことは、前々から姉に
聞いてたのですが、お出会いしたのは初めてでした。
なんと「佐和山城研究会」という名刺をいただきました。

今年は屋内だったせいか、売上もまずまずでした。

2005年 10月 6日

紫蘇の実の塩漬け

姉が植えた青紫蘇の実がなっていたので、
実を摘んで、塩漬けにした。

でも足りない。左の小さな小瓶2/3しか採れなかった。

どこかで調達をと考えていたら、日曜日に伊吹で運良く紫蘇の実を見つけた。
一束100円。
思わず棚にあった3束を全部買った。

紫蘇IMG0001.JPG

左端が家で採れた紫蘇の実

茎の先端から根元に向かってしごけば、実は一気に取れる。
しかし、全部取るのには一時間半を要した。

熱湯をかけアクをとり、塩を振って重しをして、一日置いた後、
汁気を絞り、塩を足しながら瓶詰めした。

焼き飯の具に、浅漬けの香りづけにと、これで一年間重宝する。

最近の記事

カテゴリー

ページの上部へ