2010年 8月 30日

姫路城で気になったこと

あー、やっとホームページが回復しました。8月17日の午後から約2週間、
ご不便をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。
さて、1ヵ月前のことですが、7月31日、8月1日の2日間姫路で開催された
「城郭研究者セミナー」で書籍販売をしてきました。両日お買い上げいただいた
みなさま、ありがとうございました。
せっかく姫路に来たからと、2日目の朝早く、ホテル近くのお堀へ散歩に行ったところ、こんな光景を目撃! 
 
 
 

なんという、几帳面なホームレスさんなんでしょ。
身の回りのものをきちんとたたんでいるだけでなく、
そばには箒も数本置いていて、毎朝掃除をした後、
お仕事?に出かけておられる様子。
 
お堀をグルッと回ってみると、堀の石垣から水路が
通じていて(もちろん空堀状態)、そこにも持ち物が
雨にぬれないように片づけられているではありませんか。

  
 
 
いったいどんな人なんだろう?
でも、こんなにきちんとしている人なんだから、
きっと、お仕事見つかりそうだと思うのですけど……。

2010年 7月 24日

すもも酒

姉が先週、町内会で醒ヶ井に行き買ってきたスモモの親戚、1週間冷蔵庫に入っていた。
ひとつ食べたけど、ちょっと酸っぱい。
そこで、スモモ酒にすることにした。
スモモもどき5個にザラメを適当に入れて、ホワイトリカーの残っていたのを全部入れた。
メチャクチャ適当です。

でも、あまりものを有効に活用してあげれば、また食することができるのです。

2010年 6月 23日

DUET101号まもなく発行

1989年4月に創刊のサンライズ情報誌『DUET101号』のゲラが回ってきた。今回は湖南市菩提寺の地域史が特集。実は先般菩提寺の方から出版のお問い合わせがあり、聞けば「淡海文化を育てる会」の創設期からの会員さんであった故・鈴木儀平さんの「儀平塾」に集まられたメンバーが本を作りたいとのことで、その打ち合わせ兼取材をまとめたものだった。儀平さんは小柄な白髪の方で、「育てる会」のツアーで何度もお出会いしていた。儀平さんは昨年亡くなられれ、ご家族が引き続いて「育てる会」の会員として、『淡海文庫』の購読をしてくださっていたのだが、90歳になられた2年前に「儀平塾」という地域の歴史をまとめる会を作られたということは存じなかった。
 菩提寺といっても、地元以外の方はどこだかわかりにくいだろうが、名神高速の菩提寺PAというほうがわかりやすいだろう。実はあの近くに人口1万人の町があるのだ。そしてその菩提寺というところは、かつて良弁が開基したという少菩提寺という寺院があったのだ。今回の特集はとにかくおもしろい。昭和の終わりにニュータウンができて20数年、第2の故郷・まちづくりを担う人々が、その土地の歴史を聞き、調べて次代に伝えていこうとしている。
 詳細は『DUET』で読んでいただくとして、今回から『DUET』はカラー印刷となる。創刊当初はちょうどお役所がB判からA判に移行する時期であり、『DUET』もA4判だった。
そして発刊の目的は、当時は印刷と自費出版をしており、広報誌の印刷も多かったため、取材や原稿作業がいかに大変かを現場の社員が体験しながら、さらに提案をしていこうということで始めたのだった。
 いつしか隔月から季刊になり、今回は9カ月ぶりというダダ遅れではあるが、内容は濃いものになっています。7月初旬、毎回図書目録をお送りしている読者の方にはお届けいたしますので、乞うご期待!

2010年 4月 19日

今年はアユが豊漁

近くのスーパーに獲れたてのコアユが並んでいたので、思わず買いました。
寒い日が続いていますが、山椒の葉っぱは毎年より生育がよく、早速コアユを炊きました。

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コアユは足が早いから、とにかく買ってきたらすぐ炊くこと。
醤油、砂糖、酒を鍋に入れて火にかけ、沸騰してきたら、コアユを一匹ずつ
煮立ったところへ放り込み、山椒の葉を上にたっぷり載せて、落し蓋して
弱火で炊きました。臭みもなく、やわらかく炊けてホッとひと安心。

分量を知りたい方は『つくってみよう滋賀の味』に 載っているので、
ぜひお買い求めください。

ついでに昆布の佃煮がなくなったので羅臼昆布を買ったのですが、
今年も品薄らしく200グラムで3000円ってメチャ高です。
去年までは、ネットで100グラム1000円の傷2等のを買っていたから、
5割アップです。

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とりあえず、鋏で切って、鍋に入れ、醤油と酢を少々入れて一晩置いておきます。
途中数回、鍋をゆすって、昆布に醤油がまんべんなく行き渡るようにし、明日の晩、
炭火で4時間ほどじっくり炊き上げることにします。

2010年 3月 21日

佐和山発掘報告会

家から10分もかからない場所での報告会。線路沿いにツクシがいっぱい顔を出していると、
喜びながら、現地へ行ったところ、案の定、お向かいの本陣・脇本陣のご主人とも出会い、
ご近所さんが勢ぞろい。
前回もそうだったが、佐和山は女性参加も多い。
発掘担当の 小島さんは、説明のとき『近江が生んだ知将石田三成』の本を紹介してくださった。
ありがとうございます。

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今回の発掘場 所は土塁跡の東側で、昔の道や溝が確認されたのがここで、
「ふいご」や「とりべ」が見つかった。
田附さんに「この辺の字名は何ていうの?」と聞かれたので、家に帰ってから
『ふるさと鳥居本』を見たところ、この発掘>場所の写真右手の道の向こう側は
なんと「火箱町」となっていた。やっぱり鉄砲玉を作っていたのかなぁ。

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こちらは、土塁跡のすぐ横にある排水路(ゴルフ場ができたときに改修された)が中堀と
言われているのだが、それが小島さんの立っている位置までの幅、約22メートルあるとの
こと。22メートルって結構広いよね。
で、内堀の東端はどうなっていたかというと、実はまだわからないようだ。
石が詰まれていた痕跡はなく、ズルズルと傾斜していた堀だったのか、もともとは堤になって
いたけど、その後馴らしてしまったのか?
内堀の東は町屋があったと伝えられていて、実は現在もその町屋位置には発掘しなくても
わかる井戸が田んぼの端っこにある。ちなみに字名は「百々町通」。

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2010年 1月 19日

本が先生

「手前味噌」ではあるが、手作りした味噌は本当に美味しい。
3年前に生協で麹を買って作ったところ、家族に好評だったので、東京にいる妹にも送ってあげた。妹は「恐る恐る食べたら、美味しかった」という感想。これ は喜ぶべきか、怒るべきかと少々悩んだ。
去年からは、地元産で賄うべき、麹は花しょうぶ通りの「麹七」さん、大豆は道の駅とか農協で売っている「生産者○○さん」というのを買っている。
16日の土曜日、前日から水に漬けておいた大豆1.5キロを七輪でコトコト炊いたのと、0.5キロは2番目の姉にもらった圧力鍋で炊いて、準備万端。

20100117_1.jpg

大豆を水に漬けている容器は我が家では「べに鉢」と言っているのだが、直径が30センチと36センチ位の陶器製で、実に使いやすい。祖母の代には恐 らく味噌も作っていただろうから、たぶんこの「べに鉢」で大豆を水に漬けていたんだろうな?

20100117_2.jpg

そして、味噌作りをしようと思い立ったきっかけが、こちらの餅搗き機。たまたま餅米をもらったので、「餅搗き機が欲しい~!!」と言ったら、母が買ってく れたのだが、取説を読むと、味噌作りレシピが書いていたのだ。

コンビニもない田舎に住んでいて、この歳(昭和28年生まれ)で味噌作りと言えば、ふつうは母親から伝授してもらうのだろうが、残念ながら母は都会育ちの ため、そんなことは知らないから、セッセと手作り食品の本を見ながら、作ったのだった。

そうね、聞く人がなくても、本を見ればわかる。
前置きがずいぶん長くなってしまったが、本はそういう意味でとても重要なものなのだ。

ちなみに、『つくってみよう滋賀の味』もずいぶん活用させてもらっている。
最初に作った本2冊が品切れとなったので、2冊の主なレシピを併せて『新装合本 つくってみよう 滋賀の味』を先月刊行しました。

あっ、味噌作りレシピは、この本には掲載されていませんのであしからず。

2010年 1月 19日

本が先生

「手前味噌」ではあるが、手作りした味噌は本当に美味しい。
3年前に生協で麹を買って作ったところ、家族に好評だったので、東京にいる妹にも送ってあげた。妹は「恐る恐る食べたら、美味しかった」という感想。これは喜ぶべきか、怒るべきかと少々悩んだ。
去年からは、地元産で賄うべき、麹は花しょうぶ通りの「麹七」さん、大豆は道の駅とか農協で売っている「生産者○○さん」というのを買っている。
16日の土曜日、前日から水に漬けておいた大豆1.5キロを七輪でコトコト炊いたのと、0.5キロは2番目の姉にもらった圧力鍋で炊いて、準備万端。

20100117_1.jpg

大豆を水に漬けている容器は我が家では「べに鉢」と言っているのだが、直径が30センチと36センチ位の陶器製で、実に使いやすい。祖母の代には恐らく味噌も作っていただろうから、たぶんこの「べに鉢」で大豆を水に漬けていたんだろうな?

20100117_2.jpg

そして、味噌作りをしようと思い立ったきっかけが、こちらの餅搗き機。たまたま餅米をもらったので、「餅搗き機が欲しい~!!」と言ったら、母が買ってくれたのだが、取説を読むと、味噌作りレシピが書いていたのだ。

コンビニもない田舎に住んでいて、この歳(昭和28年生まれ)で味噌作りと言えば、ふつうは母親から伝授してもらうのだろうが、残念ながら母は都会育ちのため、そんなことは知らないから、セッセと手作り食品の本を見ながら、作ったのだった。

そうね、聞く人がなくても、本を見ればわかる。
前置きがずいぶん長くなってしまったが、本はそういう意味でとても重要なものなのだ。

ちなみに、『つくってみよう滋賀の味』もずいぶん活用させてもらっている。
最初に作った本2冊が品切れとなったので、2冊の主なレシピを併せて『新装合本 つくってみよう滋賀の味』を先月刊行しました。

あっ、味噌作りレシピは、この本には掲載されていませんのであしからず。

2009年 11月 20日

日曜日は伊勢神楽見物に行きます

私は10年ほど前まで、実は獅子舞がカドヅケに来るのは、寒い時期だとばかり思っていた。
実際、彦根の町中に住んでいたときは確か1月で、鳥居本へは2月の初めにお神楽が来たし、獅子舞の絵は年賀状のデザインにもなっていたから、そう思って 40年以上過ごしていたわけである。
ところが、オノミユキさんの『HAPAHAPA朽木村』の原稿をもらったとき、なんと朽木村には6月に獅子舞が来ると書かれていて、驚いた。つまり、お神楽の講社は三重県にあり、滋賀県から各地へ回るらしい。
 
先般、『山ふところにいだかれて』と『物づくり大好き 花愛し』の2冊の本を作らせていただいた栗東市荒張の髙野喜代造さんから、「喜寿の記念にお神楽奉納をしてもらい、みんなに見てもらう」とお電話をいただいた。当日は16の舞いを全て演じられるという。
場所は荒張の春日神社境内、雨の場合は金勝小学校体育館、11月22日午後1時からとのこと。
演じるのは伊勢大神楽・加藤菊太夫組。
お時間のある方はぜひ足をお運びください。

ちなみに加藤菊太夫組は元旦に八日市の野々宮神社(『近江鈴鹿の鉱山の歴史』の著者・中島伸男さんが宮司)で舞い始めをする講社でもある。

2009年 11月 11日

静岡のお城もおもしろい!!

これまでずっと近江の城の本を作り続けていたのですが、
ひょんなことから静岡のお城の本を作りました。
それが『静岡の山城ベ スト50を歩く』です。
国民文化祭で浜松市が「城跡フェスティバル」を
2週間にわたって開催されるということで、その時に併せて
発刊したのです。

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11月7日の午前、浜松城には甲冑武士が数人出没し、
大勢の人が城内を歩いて説明を聞いています。
そしてこちらのマイクを持っている方と横で説明している方が、
静岡の山城の編者である中井氏と加藤氏です。
これはイベントのひとつである、
「浜松城徹底見学会」の模様です。

7日の午後と翌日はクリエート浜松で講 演会とシンポジウムが開催。
入口で、浜松市文化財ブックレットとともに、サンライズのお城の本も
販売させていただくことになりました。

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それにしても、浜松のブックレットって中身が濃いです。
『姫街道を歩く』は写真も満載で、これを持って
歩いてみたくなる1冊でした。

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そして、こちらに並んでいるのは、11月6日に発売されたばかりの
『センゴク天正記7』です。
実は11月23日まで浜松城天守閣で宮下英樹氏の
「センゴク原画展」が開催されているのです。
そして、8日は小和田哲男先生の講演に引き続き、
宮下氏も参加のシンポジウム。
その後に宮下氏のサイン会ということで、
若い方も大勢参加でした。

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シンポジウムに参加された方のなかには「センゴク」のマンガのことを
初めて知られた方も多かったようで、「三方ケ原合戦の本はどれですか」と
聞いて来られた方も何名かおられました。

ところで今回の講演会の内容は、1冊の本にまとめる予定です。
参加できなかった方は、しばしお待ちください。

2009年 10月 21日

佐和山のご城下+中山道宿場町=鳥居本

10月18日は「とりいもと宿場まつり」が開催されました。
昨年に引き続いて2回目なのですが、今回は始まる前から
町は色とりどり……というか、赤一色。

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「赤」と言っても、この赤は「赤鬼魂」井伊家の赤ではなくて、
鳥居本の三 赤=合羽、スイカ、赤玉神教丸の赤なのです。
そうそう、鳥居本駅 の屋根も赤でした。
この日は朝から駅舎に続々と人が集まってきます。
そう、この小さな駅でお祭りのオープニングです。

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400年祭でもお馴染みのチンダンバンドは
この後も街道を練り歩いてくれました。

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さて、この日の午前中は公民館で
田附清子さんの講演会「佐和山城と石田三成の城下町」が
開催されました。この模様は社員ブログに譲り、
鳥居本の町 の様子をご紹介しましょう。

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ところで、三赤のひとつ、赤玉神教師丸というのは、
万治元年創業の有川製薬さんのお薬です。
名所図会にも描かれているお屋敷の一角には、
明治天皇がご休憩された御座所も保存されていて、
この日は午後から特別に市役所の文化財課次長さんの説明による
見学会がありました。

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入口には秋盛りの草木がとてもきれいに活けられています。
私は、もっぱら美味しそうな「あけび」に気を取られていましたが…。

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南会館では、先般佐和山城下町で発掘調査があり、
その時のパネルや出土物展示、説明を県の文化財保護協会の方が
してくださいました。

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こちらは元醤油屋さんの店先を開放して、
三成汁とおにぎりの食事処。
ケーキや湯豆腐のお店やふなずし、焼き芋などもありましたが、
いずれも盛況。残念ながら、私は食べ損ねました。

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そして、我が家も座敷を開放し、合羽の型紙や日比野克彦さんの絵を見ていただきました。

お天気も良く、佐和山登城とともに、遠方よりお越しいただいた方も大勢おられたようでした。
普段は並行する国道8号を通るため、鳥居本の町なかをご存じない方もおられたそうです。
開発の波にのまれることなく、昔のおもかげを残している鳥居本、
これが一番のお宝なのかもしれません。

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