滋賀の盆踊り江州音頭

滋賀の盆踊り江州音頭 歌は八日市・踊りは豊郷から

丁野 永正
四六判 258ページ 並製
ISBN978-4-88325-628-0 C0076
奥付の初版発行年月:2017年10月
書店発売日:2017年10月20日
在庫あり
2000円+税

担当から一言

深尾寅之助氏が著した『江州音頭』から46年。『八日市民謡「江州音頭」』を自費出版した丁野氏が、新たに豊郷の観音盆のルーツも調べ纏められました。江州音頭には仏教や近江商人の影響が大きいということもよくわかる本です。

内容紹介

江州音頭の歌は江戸末期に歌寅が「八日市祭文音頭」として唄ったことから始まる。しかし盆踊りとしてのルーツは天正年間に始まった千樹寺での観音盆である。そしてこの二つが融合し、さらに明治後半に千日前での寄席興行が人気を博し、一気に広まったのである。
本書では江州音頭が仏教と深く関わっていることを辿るとともに、昭和になって各地で結成された保存会や普及会の事や、明治から現在までの音頭師の流派・系統図を聞き取りによりまとめている。また古典から現代の江州音頭の歌詞も収録。
八日市で開催される「聖徳まつり」は平成30年に50回を迎える。地元八日市在住の著者が、江州音頭が再び脚光を浴び、新たなブームとなってくれることを願って書かれた一冊である。

目次

序 章  江州音頭雑感 
第一章 お盆は念仏しながら踊る日だ
第二章 こうして江州音頭は誕生した(八日市と豊郷)
第三章 江州音頭を作り上げた二大家元(櫻川大龍、真鍮家好文)
第四章 近江商人による江州音頭の発展
第五章 二十世紀から現代までの江州音頭
第六章 江州音頭の踊り方と歌詞集
第七章 江州音頭に影響した歌謡・踊り
第八章 誰もが知っている全国版民謡
終 章 通説と異説どちらが本当か
江州音頭関連年表 

著者プロフィール

丁野 永正(ヨウノ ナガマサ)

1943年6月14日、滋賀県生まれ。高校まで地元の八日市の学校で過ごし、立命館大学を卒業後、滋賀県に勤務。滋賀県物産振興会事務局長のとき、観光連盟の江州音頭行事に参画する。県職員退職後、旧八日市市の市会議員や会社・団体の役員を経て、現在は八日市郷土文化研究会員として執筆にいそしむ。

   

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