詩集 風のいろ

詩集 風のいろ

あだち リリー
B6判 92ページ 並製
ISBN978-4-88325-823-9 C0092
奥付の初版発行年月:2024年07月
書店発売日:2024年08月01日
在庫あり
1200円+税

内容紹介

近江詩人会の水沢郁代表が「いつも生命の底にある『わたし』を影絵のように見つめる眼がある」と帯文で評する新鋭、待望の第一詩集。

目次

Ⅰ 一日花

水の歌/さくら/地域猫/八重桜/散歩道/蛇の舌/切り花/一日花/豊水/少年/朝の月/ある幻影/君の宇宙(そら)/風のいろ/南の果ての岬/湖の即興曲/心

Ⅱ 銀河

モノローグ/銀河/橙色のセーター/春雨/車窓/五月のうた/パセリ/遠雷/赤い灯/最期をむかえるならば/秋海棠/黒い波/ハイヒール/冬の日/アンニュイ/恋を捨てる/ヨル/海

あとがき

前書きなど

■リリー彗星は青い尾を引く。

近江詩人会 代表 水沢 郁

 街角の風、草木、花ばな、季節の移ろい、小動物、昆虫、逝きし人、過ぎ去った人。そのどれも、やさしく、いとおしく描き出す。けれども詩人は「美しいむごさ」を知る人だ。それにおののく自分をいとしく思う人である。いつも生命の底にある「わたし」を影絵のように見つめる眼がある。清らかで激しい情念を秘めて。
「私は自由、若い日のような…干し物がどれも旗めいている」(『風のいろ』より)

著者プロフィール

あだち リリー(アダチ リリー)

1969年生まれ。滋賀県大津市在住。近江詩人会会員
2023年 滋賀県芸術文化祭賞 特選1(KBS京都賞)受賞

   

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