こんな本を作りたい

 
一口に本を作るといってもさまざまな形があります。以下は代表的なジャンルについて、その特徴を簡単に説明します。

 

自分史・体験記

 
自分の歩いてきた道のりをふり返り、行きてきた記録を文章にする、自分史はまさに人生の報告書です。
 
生い立ちから現在までをその時どきの社会背景と重ね合わせながら綴るのが一般的ですが、一生の中で最大のヤマ場といえる部分だけに照準を当てて書く場合(体験記)もあります。
 
感じたままを素直に書くことが大切かもしれません。

追悼集・遺稿集

 
親族や親しい友達が亡くなったあと、故人を偲んで追悼集をつくる方が増えています。
 
また、遺品を整理するなかで、故人が残していた随筆や絵、詩歌が見つかり遺稿集として出版される場合もあります。
 
どちらも、故人への供養という思いが強く、一周忌や三回忌などの区切りに発行されることが多いようです。

随筆・紀行文

 
日々の生活のなかで起きる出来事や出会いを、自身の感性で受けとめ、文章にする。
 
随筆(エッセイ)のなかでも、紀行文や随筆は少し肩の力を抜いたご自身のメッセージとして人気があります。
 
また、気軽に写真を撮ることができるようになったことから、フォトエッセイのようなものも増えつつあります。

句集・歌集・詩集・小説・絵本

 
句集・歌集・詩集は、自分の感性やメッセージが、一つひとつ選びぬかれた言葉に凝縮されたものです。
 
フィクションの世界を構築してメッセージを伝える小説や絵本も同じことが言えます。
 
このジャンルは、凝った装丁のものが多く、著者の思い入れが造本にも反映されています。

記念誌・社史・団体史

 
10年、20年という区切りに、あるいは大きな節目となるような時、それにふさわしい記録を残そうと、記念誌や社史、団体史がつくられています。
 
編集はチームによる共同編纂で作業が進められる場合が一般的ですが、私どもが企画段階からお客様と相談しながらまとめていく場合もあります。

画集・写真集

 
気がついたらいつのまにかたまった作品に、今一度光をあてたい、多くの人に見ていただきたい。
 
画集、写真集は作品を1冊の本にまとめることにより、誰もが簡単に作品に触れることができます。

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