2011年 9月 07日

巨石ハンター、彦根に来たる。

 
先週の9月4日。
滋賀では台風12号が去りゆこうとしていた日曜日の午前中、
彦根花しょうぶ通り商店街のひこね街の駅「寺子屋力石」では
《談話室》「それぞれの彦根物語」が開催されました。
今回は、「聖なる石に出会う旅」。語り手は、
「巨石ハンター」、「石の語りべ」として国内外で活躍されているカメラマンの須田郡司さん。 
須田郡司さんには大変興味があったので、参加申込をしました。
 
「巨石ハンター」須田さんのことを初めて知ったのは、
6月17日の日経MJの特集で紹介されていたのを読んだときでした。
「巨石ブーム」というタイトルだったか、「石巡礼」だとか、巨石に関心を寄せる人々がいて、
静かなブームをよんでいる。
そしてその牽引役というか、自ら「石の語りべ」として
石・巨石の魅力、人間とのかかわりや磐座(イワクラ)信仰・文化を各地で語り
人々に知ってもらおうと活動している人物がいる。
―それが、須田郡司さんという人だ、という紹介の記事が載っていました。
「巨石ブーム」「石巡礼」なんて聞き慣れない、そんなものも流行るんだ!?という好奇心と、
また巨石ばかり専門に追って撮影をするカメラマンの存在、
そして彼の撮影した奇岩写真に目を奪われ強く印象に残っていたのです。
 
その後、お出会いするまでの不思議なご縁の話はコチラで紹介。(長くなるので;)
 

須田さんは、彦根に来られる前は千葉県に住んでいたが、東日本大震災が起こったこと、
その状況不安な中では奥さまのマクロビ料理教室がやりにくくなったこと等があって
奥さまの地縁のある滋賀県に引っ越そうということになったそうです。
そして、奥さまのお母さんのご実家が稲枝にある関係から、彦根に居を構えることを決めたとのこと。
 
もともとは雑誌のカメラマンで、聖地巡りの取材をするうち、聖地に多い石・巨石に興味を寄せるようになり、
石巡りを始めた。
巡っていると、各地の石にはその地に伝わる伝承・伝説や残されている理由―物語があること、
多くは祭りや儀式の場になっていることなどを知る。
一方で、イワクラ信仰が失われつつあるため、より多くの人に伝えたいと思うようになった。
それで、今に至り日本各地、世界各地の「石巡礼」を行いながら、
「石の語りべ」として、写真展や講演などを通して、
石・巨石の魅力やイワクラの信仰のことを伝える活動を続けているのだそうです。
 
ご自身の経歴のあとは、会場に展示された国内外の巨石や奇岩写真の説明を一枚ずつ丁寧にお話してくださいました。
 
とっても面白いお話で、どんどん惹きこまれていきました。
 
私も山登りや寺社めぐりなどをしていると大きな石や岩、祀られているそれらを見かけることがあり、
「うわぁ~大きいなあ~」とか「迫力あるなあ~」とか、「〇〇に形が似てるなあ」などとは思ったことはあるけれど、「聖なる石」として見つめたことがあったかどうか…
でも、須田さんのお話を聞いていると、たちまち、石に対する関心が大きくなり、また神秘性を抱いて思い起こしたり想像したりするようになりました。
今一度、過去に見た石たちを見てみたくなりました。

 
このたび、彦根に移住してこられた須田さん。
もちろん滋賀の石巡りをはじめておられます。
教育委員会への問合せもされているそうで、信仰の石や巨石、奇岩の情報を集められています。
そんな須田さんは、滋賀におけるプロジェクトを考えているとのこと。(以下)
 
・びわ湖の見える巨石(イワクラ)を探し、「びわ湖を巡る巨石マップ」を作りたい
・滋賀の巨石巡りのツアーを企画したい

 
これは…これからが楽しみです!!
興味津々!ツアーが決まったらついて行くので教えてくださいと予約しときました(笑)
 
またひとり、面白い人が彦根に来ました♪
 
最後に、須田さんの公式サイトをご紹介→http://www.sudagunji.com/
興味のある方は是非のぞいてみてください。不思議な、魅力的な石の世界が展開されています☆
また、彦根市内や、全国各地での写真展や「石の語りべ」の案内スケジュールも載っています。
 
あ、そうそう。おもしろい石の情報を知っている方がいたら、どうぞ須田さんに教えてあげてください^^
 
  
↓私が日経MJで目に焼き付いて強く印象に残った写真。
 
 

「力石」の会場でも展示されていたので撮らせていただきました。
これ、鈴鹿山系御在所岳にあるんですって。割と近い!
一番お気に入りの奇岩が近所にあるのは嬉しい♪
いつかきっと行くぞぅ!!

 

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