近江が生んだ漢詩人 小野湖山

近江が生んだ漢詩人 小野湖山

伊藤 眞雄
A5判 288ページ 並製
ISBN978-4-88325-701-0 C0021
奥付の初版発行年月:2020年09月
書店発売日:2020年09月30日
在庫あり
2000円+税

内容紹介

「明治の三詩人」に数えられる小野湖山は、近江国浅井郡高畑(滋賀県長浜市高畑町)に生まれ、三河吉田藩(愛知県豊橋市)の藩儒となったが、安政の大獄で幽閉。明治維新後は家督を譲り、伊藤博文や渋沢栄一ら高位高官や実業家に漢詩を指導した。恬淡と詩酒自適に生きた湖山の生涯と作品を紹介する。

目次

刊行に寄せて
はじめに
凡例

第一部 湖山の生涯

 第一章 学問への目覚め
 (一)近江高畑で生まれる(二)学問の道を歩み始める
 (三)梁川星巌と出会う

 第二章 江戸での歩み
 (一)苦学を歩む(二)頭角を現す(三)吉田藩の藩儒になる

 第三章 憂国の士としての活動
 (一)内外の混乱が起きる  (二)幕政に怒る
 (三)安政の大獄で幽閉される(四)同郷の志士も活動する
    こぼれ話1「湖山の改名」

 第四章 維新後の活躍と葛藤
 (一)政府の役人になる(二)高畑へ帰る(三)県の役人になる
    こぼれ話2「藩主松平信古と湖山」

 第五章 漢詩の創作への専念
 (一)天皇から硯を賜る(二)高位高官に詩を指導する
    こぼれ話3「渋沢栄一と湖山」
 (三)晩節を全うする
    こぼれ話4「古希の祝いを辞す」

第二部 湖山の漢詩

 第一章 湖山の詩集
 (一)湖山の主な詩集(二)湖山の詩論

 第二章 湖山の漢詩
 (一)自然を詠う(二)人物を讃える(三)神や天皇を敬う 
 (四)人を祝う (五)人の死を悼む(六)人生を詠う
    こぼれ話5「老後なおも健筆であった」

 第三章 扁額などの書
 (一)扁額(二)五先賢の館に残る他の書(三)高畑に残る湖山の書

第三部 湖山の再発見

 第一章 松浦武四郎と湖山
 (一)武四郎と湖山は隣人(二)涅槃図とは(三)涅槃図に描かれた湖山
    こぼれ話6「湖山の長寿の秘訣①」
    こぼれ話7「湖山の長寿の秘訣②」

 第二章 永井荷風が記す湖山
 (一)永井荷風の『下谷叢話』(二)作品に出てくる湖山
 (三)『下谷叢話』という作品

 第三章 渡邊楠亭と湖山
 (一)朝妻筑摩の渡邊楠亭(二)楠亭への追悼詩
    こぼれ話8「岡本黄石と湖山」

第四部 湖山と現在

 第一章 地域に残る湖山の書
 (一)現在の小野家(二)速水家所蔵の書(三)小野家所蔵の書

 第二章 地域の産業と湖山
 (一)浜縮緬の歴史(二)湖山の「養蚕雑詩」(三)地域の養蚕製糸家の話
    こぼれ話9「渋沢栄一と論語」

 第三章 地域で生きる湖山
 (一)長浜市立田根小学校(二)長浜市立浅井中学校
 (三)地域での詩吟活動 (四)郷土史家・田中礎の功績
 (五)田根郷土史研究会

〈資料編〉
 ①小野湖山の略年譜 ②小野家(横山家)の系図 
 ③国民新聞の記事  ④小野湖山と交流や面識のあった人々

おわりに
参考文献

著者プロフィール

伊藤 眞雄(イトウ マサオ)

1954年、滋賀県米原市春照生まれ。1976年、滋賀大学教育学部卒業、滋賀県内の小学校勤務。2014年、退職。所属団体:随筆サークル「多景島」、論語研究会「學事會」。編書に田中弥一郎著『楠亭詩集とその背景 ─湖東の聖人「渡邊楠亭」の漢詩を読み解く─』2014年復刻、『石河武二郎先生との思い出集』2017年、三宅春代著『波留代抄 三』2017年、中村速男著『中村速男作品集 ─ある戦争の「語り部」─』2019年。

   

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。 TrackBack URL

コメントする

所属シリーズ・ジャンル

評伝・ノンフィクション郷土史・民俗文化
ページの上部へ