よみがえる港・塩津

よみがえる港・塩津 北国と京をつないだ琵琶湖の重要港

水野 章二 編著
四六判 248ページ 並製
ISBN978-4-88325-680-8 C0021
奥付の初版発行年月:2020年03月
書店発売日:2020年03月23日
在庫あり
2200円+税

内容紹介

琵琶湖の北端に位置する塩津(長浜市)は、かつて日本海側の敦賀と連結された古代以来の全国的な重要港だった。実態がほとんど解明されていなかったこの港跡で、2000年代以降の河川改修・国道バイパス工事にともなう発掘調査により、平安期から南北朝期に至る保存状態のよい遺構・遺物が大量に出土。現存最古の起請文木札、港と密接な関係にあった神社遺構、さまざまな生活用具と生業の道具など、貴重な発見があいついだ。各分野の研究者が、ヒトとモノで賑わった港「塩津」の往時を探る。

目次

序 章 塩津と塩津港遺跡 水野章二
第一章 発掘された塩津港遺跡 横田洋三
第二章 塩津港の神と神社 笹生 衛
第三章 塩津起請文の世界 濱  修
第四章 塩津荘の歴史と交通 太田浩司
第五章 古代・中世の塩津と環境変化 水野章二
終 章 中世的港湾都市の成立 水野章二

著者プロフィール

水野 章二(ミズノ ショウジ)

1954年生、滋賀県立大学人間文化学部教授
『日本中世の村落と荘園制』(校倉書房、2000年)・『中世の人と自然の関係史』(吉川弘文館、2009年)・『里山の成立』(吉川弘文館、2015年)など。

   

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