近江の土葬・野辺送り

淡海文庫 70
近江の土葬・野辺送り

高橋 繁行
B6判 240ページ 並製
ISBN978-4-88325-771-3 C0339
奥付の初版発行年月:2022年08月
書店発売日:2022年08月20日
近日刊行予定
1500円+税

内容紹介

滋賀県にはサンマイと呼ばれる土葬墓地が各地に残る。人が亡くなると、その身を洗い清める湯かんが行われ、棺を輿に載せて、松明、幡、香炉、四花、提灯、位牌、遺影などを持った遺族や親戚、僧侶、一般の村人などとともに墓地まで歩いた。この葬列を野辺送りという。土葬は昭和・平成を境に消滅したが、本書は滋賀県内各地を巡り、地域ごとに特徴のある土葬や野辺送りなど弔いの風習を葬祭研究所を主宰する著者が古老に聴き取った貴重な記録を、自らの切り絵とともに紹介。

目次

1.余呉湖天女伝説と古代信仰 ・長浜市余呉町坂口
2.天台葬と伊吹山修験・長浜市川道
3.伊吹十界修行と念仏の源流・伊吹山ふもとの村
4.巨大松明が練り歩く・バサラ大名のふるさと甲良町
5.木地師の里の四十九餅と山の神・蛭谷
6. 蒲生野を行く死者の祭り・東近江市石塔町
7.墓のない村・東近江市桜川
8.親をおくる謎の風習「空臼搗き」・甲賀市稗谷
9.臨終用心と死枕の作法・甲賀市信楽町上朝宮
10.妙好人の里の土葬・野辺送り・野洲市野洲
11.葬送念仏とお坊さん誕生ルーツ
12.比良山系の弔いと積み石信仰・湖西の村
終わりに 近江最後の土葬の村の物語"

著者プロフィール

高橋 繁行(タカハシ シゲユキ)

1954年、京都府生まれ。ルポライターとして葬式、笑い、科学、人物を主要テーマに取材・執筆。高橋葬祭研究所を主宰し、死と弔い関連の調査、研究、執筆を行う。雑誌『SOGI』で「弔いの系譜—仏教・民俗」を約10年間連載。絵・イラストを描き、切り絵の個展を何度も開催。著書に『ドキュメント 現代お葬式事情』(立風書房)、『葬祭の日本史』(講談社現代新書)、『看取りのとき―かけがえのない人の死に向き合う』(アスキー新書)、『寺・墓・葬儀の費用はなぜ高い?』(飛鳥新社)、『死出の門松―こんな葬式がしたかった』(講談社文庫)、『お葬式の言葉と風習―柳田國男『葬送習俗語彙』の絵解き事典』(創元社)、『土葬の村』(講談社現代新書)、創作絵本『いぶきどうじ—オニたんじょう』(みらいパブリッシング)など。本書には、聞き取りをもとにして作成した切り絵やイラストがふんだんに挿入されている。

   

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