古代集落と地域開発

古代集落と地域開発 琵琶湖をめぐる川と平野と村

田中 勝弘
B5 256ページ
ISBN978-4-88325-818-5 C3021
奥付の初版発行年月:2024年06月
書店発売日:2024年06月21日
近日刊行予定
5000円+税

内容紹介

琵琶湖へ流入する河川は、枝分かれして流域を広めながら、住居域となる自然堤防などの河道の痕跡を残し、農地となる沖積平野を形成してきた。水利と破壊の両面性を持つ河川は、弥生時代から中世にかけての集落と地域開発に多大な影響を与えている。古代におけるその影響の実相を追求するために、滋賀県下の発掘遺構から河道痕跡形成の段階的変遷を明らかにする例のない試み。

目次

まえがき

第1章 古代集落と地域開発
   1 残存条里と集落遺跡
   2 近江町西火打遺跡と条里開発の問題
   3 平野の開発と集落遺跡

第2章 湖東の古代集落と地域開発
   1 野洲川上流域の開析谷における地域開発
   2 日野川上流域における河道痕跡と集落
   3 蒲生郡北部の大型古墳・官衙・社寺と集落
   4 愛知川左岸河口低地湿地の土地利用
   5 愛知川右岸旧河道域の古墳・寺院・条里
   6 犬上川流域とその周辺における開発経緯の諸相
   7 宇曽川流域の遺跡─遺跡から見た宇曽川流域の開発─

第3章 湖北の古代集落と地域開発
   1 天野川流域の地形変化と条里
   2 大原・長岡・駅家・上丹郷の班田・駅田・寺田
   3 伊吹山地裾野に立地する古代集落を中心に
   4 大和政権発展過程における湖北北部の集落
   5 桜内遺跡と伊香郡北部域の開発
   6 伊香郡南部の条里水田と給水支川
   7 伊香郡南部の条里水田と集落の形成
   8 長浜平野の河川と集落
   9 米原市三大寺廃寺跡再考─二つの堂宇の建立と廃絶の背景─

第4章 湖西の古代集落と地域開発
   1 古代北陸道周辺の奈良・平安時代遺跡の性格
   2 近江高島地方の古代集落と土地所有の問題
   3 補説

引用遺跡報告書等・参考文献

あとがき

著者プロフィール

田中 勝弘(タナカ カツヒロ)

1945年京都市生まれ。
京都教育大学卒業、財団法人古代学協会平安博物館、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課、途中、(財)滋賀県文化財保護協会・滋賀県立安土城考古博物館学芸課へ出向。専門は考古学。
主な著書に『近江の古代寺院』(共著)1989年、『淡海文庫37 遺跡が語る近江の古代史─暮らしと祭祀─』2007年、『古墳と寺院─琵琶湖をめぐる古代王権』2008年、『近江日野の歴史』第1巻 自然・古代編(分担執筆)2007年、『新修彦根市史』第1巻 通史編 古代・中世(分担執筆)2007年、『東近江市史 能登川の歴史』第1巻 原始・古代編(分担執筆)2011年、『近江八幡の歴史』第9巻 地域文化財(分担執筆)2021年、その他論文多数。

   

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