2010年 1月 26日

2011年大河ドラマ「江」主演は上野樹里さん

NHKによる正式発表はまだですが、スポーツ紙の報道によると、
2011大河ドラマ「江~姫たちの戦 国~」の主演は、 上野樹里さんだそうです。

映画「スウィングガールズ」で知るかぎりでは、
いい意味で「顔を崩せる」女優さんという印象でしょうか。
原作を読むと相当なやんちゃ姫ですから、はまり役かもしれませんね。(Y)
お市の方:鈴木保 奈美
淀 殿(茶々):宮沢りえ、お初:水川あさみ、お:上野樹里
大河ドラマ~姫たちの戦 国~」ロケは小谷城からスタート
『邪 馬台国近江説』著者会見と大河ドラマ」主役正式発表

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福山雅治の“同僚”上野樹里が大河ドラマ主演
上 野樹里、11大 河「~姫 たちの戦国~」主演に抜てき!
上 野樹里が大河ヒロイン戦国から江戸描く
畑裕子著『花々の系 譜 浅井三姉妹物語』
畑裕子著『近江戦国 の女たち』
長浜城歴史博物館編 『戦国大名浅井氏と北近江 浅井三代から三姉妹へ』
長浜城歴史博物館編 『歩いて知る浅井氏の興亡』
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浅井三姉妹.jpg浅井氏の興亡.jpg浅井氏と北近江.jpg近江戦国の女たち.jpg

2010年 1月 13日

邪馬台国近江説 卑弥呼の都は琵琶湖畔?

古代史最大の謎・邪馬台国論争に一 石を投じる書を編集中です。
纒向(まきむく)遺跡報道で賑わう「畿内説」、根強い支持者を持つ「九州説」を退け、
滋賀県守山市と栗東市にまたがる「伊勢遺跡」こそ邪馬台国であると説く、
その名も『邪馬台国近江説 纒向遺跡「箸墓=卑弥呼の墓」説への疑問』。

邪馬台国近江説.jpg

本書「はじめに」で、著者の後藤聡一氏はこう述べています。

私の場合「はじめに物証ありき」からスタートした。まず伊勢遺跡の物的証拠である出土品の多様性、特殊性に注目し、他の遺跡との比較検討を行った 結果、卑弥呼と同時代の遺跡で、これを超えるものはないとの結論に達した。

2月11日(建国記念の日)発行に向けて鋭意進行中。もう少々お待ちください。(Y)

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伊勢遺跡
萌 える日本史講座 卑弥呼は古代の“おひとりさま”
後藤聡一著『邪馬台国近江説 纒向遺跡「箸 墓=卑弥呼の墓」説へ の疑問』
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2010年 1月 3日

「龍馬伝」直弼さんとお元さん

早速ですが、今年もまた大河ドラマネタ。
 
今夜から始まる「龍馬伝」。井伊直弼役は
松井範雄さんが演じることがすでに決まっており、
滋賀県民としてはどのように演じられるかが気になるところです。
一昨年の「篤姫」で中村梅雀さんが好演した後だけに、
役者さんとしても演じがいがあるのではないでしょうか。
 
ほか、個人的に注目しているのは以下の配役です。
 
 岩崎弥太郎:香川照之
 山内容堂:近藤正臣
 吉田東洋:田中泯
 河田小龍:リリー・フランキー
 お元:蒼井優
 
特に蒼井優さんは大河初出演とのことで、
来年の「江~姫たちの戦国~」キャスト予想の
下馬評にまた影響を与えるかもしれませんから、
NHKによる正式発表までまた騒がしくなりそうです。
 
ちなみに龍馬が暗殺される場所は京の「近江屋」で、
龍馬とともに絶命する中岡慎太郎役は上川隆也さん。
「功名が辻」の山内一豊役といい、滋賀にご縁があるようで。(Y)
 

2010年 1月 1日

異性席と産しまい

新年あけましておめでとうございます。
 
新年早々、意味シンなタイトルにしてみました。
女性専用車両と出生率低下について論じる
つもりはではなく、よくあるパソコンでの誤変換のお話。
有名なのは「パン作った」→「パンツ食った」でしょうか。
 
以前「三姉妹」→「産しまい」の記事で一部ダメ出しをいただきましたが、
懲りずに変換ネタでいこうと思ったのは、現在再校中の書籍に出てくる
「伊勢遺跡」を私のパソコンで一括変換すると「異性席」って、おい!
 
伊勢遺跡とは、滋賀県守山市と栗東市にまたがって
東西約700m、南北約450mの楕円形状に広がっている
弥生時代後期の集落遺跡。ここがなんと邪馬台国だったのではないか?
というのが本書の内容で、詳しくはおいおい紹介していきます。
 
本年もくだらないネタを交えつつ、
マジメに更新していきますので、よろしくお願い申し上げます。(Y)

2009年 12月 31日

今年一年を振り返って(Y版)

 近江の宿場町.jpg
ナカムラ氏が真面目に一年を振り返ってるので、
私も今年、編集もしくは校正・販促した市販書籍の
新刊をピックアップして今年を振り返ってみます。
 
 

■2月
八杉 淳 著『近江の宿場町』
 
■3月
太田浩司 著『近江が生んだ知将 石田三成』
畑 裕子 著『天上の鼓』石田三成画像.jpg
岩田重義 著『淡海のそよ風』
秋山茂樹 著『スロー・アンド・ステディー』
 

■6月
畑 裕子 著『花々の系譜 浅井三姉妹物語』
 
■7月
サンライズ出版 編『自費出版年鑑2009』
水谷孝信 著『湖国に模擬原爆が落ちた日』
 
■9月
オンライン三成会 編『三成伝説 現代に残る石田三成の足跡』姫たちの戦国.jpg

 
■11月
豊島昭彦 著『井伊直弼と黒船物語 幕末・黎明の光芒を歩く』
倉茂好匡 著『琵琶湖のゴミ 取っても取っても取り切れない』
滋賀県立大学フィールドワーク研究会 編
『フィールドワーク心得帖』(上・下)
 
 
うーん、案外少ないな。市販書籍だけを拾ったとはいえ。

真面目に仕事したことを証明しようと思ったのに、これじゃ逆効果?
いや、しかし、けっこうスマッシュヒットもあるじゃないか。三成伝説.jpg
著者はじめお世話になった方々に厚く御礼申し上げる次第です。
 
来年はまず『びわこ水中考古学の世界』と
邪馬台国近江説 纒向遺跡「箸墓=卑弥呼の墓」説への疑問
をお届け予定。

みなさま、良いお年をお迎えください。(Y)
 
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今年一年を振り返って(ナカムラ版)
近江の宿場町
近江が生んだ知将 石田三成
天上の鼓井伊直弼.jpg

淡海のそよ風
スロー・アンド・ステディー
花々の系譜 浅井三姉妹物語
自費出版年鑑2009
湖国に模擬原爆が落ちた日
三成伝説 現代に残る石田三成の足跡

■井伊直弼と黒船物語 幕末・黎明の光芒を歩く
琵琶湖のゴミ 取っても取っても取り切れない
フィールドワーク心得帖(上)
フィールドワーク心得帖(下)
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琵琶湖のゴミ.jpg フィールドワーク心得帖(上).jpg フィールドワーク心得帖(下).jpg

2009年 12月 26日

『宗像教授』12集発売、『びわこ水中考古学の世界』は…

 葛籠尾崎湖底遺跡.jpg
12月3日付のブログでもご紹介したように、
琵琶湖の葛籠尾崎湖底遺跡を取り上げた「湖成鉄」が収録されるであろう、

星野之宣の伝奇マンガ『宗像教授異考録』第12集が本日発売された…
はずなんですが、午前中はまだ彦根市内の本屋さんに並んでいなかった模様。
 
滋賀県文化財保護協会編『びわこ水中考古学の世界』も、

なんとか新年1月中にお手にとっていただけるよう進行中です。
本書発行を機に湖底遺跡や水中考古学についての理解が深まることを願って。
なんて、私も編集のお手伝いをさせていただいて初めて知ったことばっかりでした。
 
近刊予定の『邪馬台国近江説』とともに、新年は滋賀発・古代ロマンにご注目を!(Y)
 
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2009年12月3日付ブログ『宗像教授異考録』と湖底遺跡
星野之宣著『宗像教授異考録』(小学館コミックサイト)
葛籠尾崎湖底遺跡資料館(尾上公民館内)
滋賀県文化財保護協会編『びわこ水中考古学の世界』

滋賀県立大学林博通研究室編『尚江千軒遺跡』
後藤聡一著『邪馬台国近江説 纒向遺跡「箸墓=卑弥呼の墓」説への疑問』(2月中旬発売予定)
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2009年 12月 1日

NHKで環境ブックレット紹介

 
今夕6時10分からのNHKテレビ「おうみ発610」(滋賀県内限定)に
滋賀県立大学の倉茂好匡先生が出演されます。
 
番組サイトによると、出演コーナー名は「びわ湖クローズアップ」。
「歩くフィールドワークで環境問題の解決策を見つける」と紹介されています。
 
最新シリーズ「環境ブックレット」1『琵琶湖のゴミ』と、
2・3『フィールドワーク心得帖』(上・下)の発行をふまえた内容となるでしょう。

 
琵琶湖のゴミ.jpg フィールドワーク心得帖(上).jpg フィールドワーク心得帖(下).jpg 
 
環境というと、「地球にやさしい」だとか「エコ○○」だとか、
口当たりのよい(?)言葉が流行っていますが、
本シリーズはそういった時流に乗ったものではなく、
逆にそういった言葉で思考停止している現状に対する啓蒙書になればと思います。
 

といっても堅苦しい内容ではありません。敷居は低く、志は高く。
まずは「ものの見方」から説き起こし、実際に現場を訪れて得た成果を、
大学生や研究者だけではなく、一般市民(特に中高生など若い方々)に
わかりやすく伝えていきたい――。そんな先生方の思いがあふれたシリーズです。
 
お気軽に手にとってご覧いただければ幸いです。(Y)
 
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NHK大津放送局「おうみ発610」

■倉茂好匡著『琵琶湖のゴミ』
■滋賀県立大学環境フィールドワーク研究会編『フィールドワーク心得帖』(
■滋賀県立大学「環境フィールドワーク関連書籍」
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2009年 9月 29日

福山、大河、龍馬。

 
2010年大河ドラマ「龍馬伝」のポスターが発表されました。
キャッチコピーは「福山、大河、龍馬。」とストレート。

宣伝のお手伝いということで、ここにも画像を貼らせていただきます。
 
福山、大河、龍馬。.jpg
 
幕末の滋賀といえば、大老井伊直弼。2009年大河ドラマ「篤姫」では、
中村梅雀さんが味のある直弼さんを演じていました。
「龍馬伝」ではどなたがどのように演じるか気になるところです。

 
彦根では「井伊直弼と開国150年祭」が2010年3月まで開催中。
当社では直弼の史跡を訪ねる紀行エッセイ『幕末・黎明の光芒を歩く』を
今秋発行予定で進めています。どうぞご期待ください。(Y)
 
【2009/10/20追記】
正式書名は『井伊直弼と黒船物語 幕末・黎明の光芒を歩く』と決まりました。
直弼さんの誕生日である10月29日発行です。詳しくはコチラをご覧ください。

そういえば、来年は直弼さんの没後150年。なんだか巡り合わせを感じます。
 
  
【関連書籍】——————————————————————————–
 
■淡海文庫41『埋木舎と井伊直弼』大久保治男 著
 http://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-159-9/
 

■改訂版『幻の名窯湖東焼』谷口徹 監修
 http://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-365-4/
 
■彦根城博物館叢書2/3『史料 井伊直弼の茶の湯』(上/下)熊倉功夫 編
 http://www.sunrise-pub.co.jp/category/shosekiandgoods/books/hikonejouhakubutsukansousho/
 
【関連記事】——————————————————————————–
 

■福山「龍馬」いざっ!ポスター初披露
 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/ryoumaden/?1251343735
 
■中村梅雀 大河ドラマ「篤姫」NHK日曜午後8時 多才な悪役 きょう“最終回”
 http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080810/tnr0808100905006-n1.htm

■井伊直弼と開国150年祭公式サイト
 http://www.hikone-150th.jp/
 
■須賀谷温泉のブログ「直弼の史跡を訪ねて」
 http://www.sugatani.co.jp/blog/?cat=8
 
■直弼の茶の心に触れる
 http://www.sunrise-pub.co.jp/%e7%9b%b4%e5%bc%bc%e3%81%ae%e8%8c%b6%e3%81%ae%e5%bf%83%e3%81%ab%e8%a7%a6%e3%82%8c%e3%82%8b/

 

2009年 8月 28日

関ヶ原合戦の9月15日発行『三成伝説』で直球勝負

関ヶ原の合戦があった9月15日に発行する、オンライン三成会編
『三成伝説 現代に残る石田三成の足跡』のカバーデザインです。
さすが三成公生誕の地・長浜市石田町に住むデザイナー、I氏。いい感じに仕上げてくれました。

三成伝説表紙.jpg

プロローグ「前口上」のページも特別に紹介します。

佐和山燃ゆ.jpg

夕日に燃える佐和山城址。泣かせるじゃありませんか。
撮影は何を隠そう何も隠さぬ、小生でございます。
 
といっても、「悲劇の…」「義に生きた…」というような
流行りの三成像を強調するつもりはありません。
メインタイトルの「三成伝説」も逆説的に付けたものです。
 
日本各地と韓国の「現代に残る石田三成の足跡」を実際に訪ね、
400年前に生きていた石田三成という生身の人間を浮かび上らせたい。
 
そんな思いを共有するオンライン三成会の会員さんたちが、
伝説の「真実」に迫る本格派ガイドブックとなりましたので、
三成ファンのみならず歴史研究家も注目の一冊となりそうです。
 
大河ドラマ「天地人」石田三成役の小栗旬人気もあり、
各社とも関連本でシノギを削っていますが、

三成関連本.jpg

いざ、天下分け目の決戦へ! (Y)
 
【追記】
流通の関係で実際に書店さんに並ぶのは9月15日より遅れそうですが、
小社サイトの書籍紹介ページから予約注文いただくと、少し早めにお届けできそうです。
 
【さらに追記2009/09/28】 
『三成伝説 現代に残る石田三成の足跡』の出版を記念して
講演・散策・パネル展示などのイベントを行います。
詳しくは案内チラシPDFをご覧のうえ、FAXにてお申し込みください。
 
催事名 佐和山城と石田三成の城下町
 
日 時 平成21年10月18日(日)講演10:30~12:00 自由散策12:00~
 
場 所 彦根市鳥居本地区公民館 ※先着順100名 ※地図
 
講 師 田附清子(たづけすがこ)さん〈オンライン三成会会員・佐和山城研究会代表〉
 
参加費 1000円(特製マップ・食券・買い物割引券付き)
 
申込書 案内チラシPDF

2009年 8月 27日

お市と三姉妹の生涯(5) 豊後と若狭の子孫

長浜城歴史博物館 太田浩司

 
 豊後国杵築藩士の浅井藤左衛門家(大分県真玉町庄屋区在住)は、浅井長政の次男の系譜をひくと言われている。享保2年(1717)に書かれ「浅井藤左衛門先祖之覚」によれば、長政の次男は福田寺に入るため小谷城を脱出するが、武士となり浅井覚右衛門直政と名乗ったという。
 慶安元年(1648)10月5日の没で、その長男・政重は細川家に仕え肥後国熊本藩士となったとする。次男・政勝は豊前国宇佐郡竜王城(大分県宇佐市安心院町所在)の城主であった能見松平家に仕え、藩主の転封により杵築藩主となったと記されている。
 なお、この浅井家には、「江州小谷城大広間跡土中より堀出し持参候炭二片 長浜徳勝寺蔵明記」と包紙に記された木炭が伝わっている。
 この豊後の例のように、浅井家の子孫を名乗る家は多いが、多くは江戸時代の系図や伝承を基にしており、その家伝について確証を得るのは非常に難しい。
 その中で、次に紹介する浅井作庵の事例は、三姉妹の次女である常高院が、京極家を継いだ忠高に宛てた遺言状に登場し、比較的信用がおける話である。
 この人物は浅井長政の子で喜八郎と言った。先の万福丸や万菊丸との関係は不明である。実名を井頼と名乗ったが、大坂の陣に参陣し、その時は浅井周防守政賢と名乗っていたようである。彼は秀吉の養子になっていた於次秀勝に仕え、秀勝没後は秀吉の弟・秀長に、秀長没後は増田長盛に仕えたが、関ヶ原合戦で浪人となり讃岐国丸亀藩主であった生駒親正のもとに身を寄せていたという。
 大坂の陣では豊臣方として戦ったが、戦後は姉の常高院の世話になり、若狭国小浜藩京極家に客分として迎えられ、500石を与えられたという。常高院は夫・高次の後を継いだ忠高(高次側室の子)に対して、作庵は何の用にもたたず迷惑な存在であろうが、今さら捨てることもできず、私への合力と思い、今までのごとく目をかけてくれるよう頼む、とその遺言状に書いている(後述)。
 ここまで、常高院が気をかけていた作庵は、やはり浅井一族であることは間違いないであろう。ただ、浅井氏の一族には、亮政の弟とみられる井演から出た井伴・井規と続く分家があり、作庵が一時井頼を実名としていたことが事実だとしたら、この系統の浅井氏であったと考えることもできる。この作庵の子孫は、京極氏が小浜・松江、それに丸亀と転封してもつき従い、讃岐丸亀藩士として残っている。(滋賀夕刊2009/7/30)
 
※太田浩司先生と滋賀夕刊新聞社のご好意により、当ブログで再録連載中。
 第6回「養源寺の住職となった浅井氏」は近日アップ予定です。お楽しみに!(Y)
 
■長浜城歴史博物館
 http://www.city.nagahama.shiga.jp/section/rekihaku/
■滋賀夕刊新聞社
 http://www.shigayukan.com/

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