2009年 3月 28日

甲子園への道

3月26日、会社を休んで母校の応援に行ってきました。
なんせ、56年ぶり3度目の出場という彦根東高校。2度目の出場のときは私はまだ母のお腹のなかにおりました。
彦根東が甲子園に出られるなんていうのは、夢の夢。一生に一度あるかないかだと思っていましたが、現実となれば、2度とない機会だから、寄付もしたし、 やっぱり実感したい!!

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同級生からの誘いで応援バスの申し込みをしたところ、このバスは7年前に21世紀枠で漏れた野球部の保護者会の一団でした。バスに乗り込むと、親戚のおば さんや高校の恩師がすでに乗り込んでいてびっくり。
バスのなかでは、校長先生の挨拶や野球部員の紹介、そしてひこにゃんの画像も盛り込んで校歌や応援歌の練習ビデオまで上映されていました。応援団長とチア リーダーが応援練習も指導してくれていたのですが、「○○選手のときはこの歌で、エールはこれ」と言ってたけど、おじさん、おばさんはそんな臨機応変に対 応できひんのですわ。
あー、テンポがあわんなぁと思ってた私ですが、同乗の56年前に応援にいったおじさま軍団は、宣戦前の杯を酌み交わしつつ、若かりし頃の思い出話に花さい ておりました。

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見てください、この赤鬼魂の赤いウインドブレーカー。
この赤鬼軍団が続々と甲子園に向かう様、これだけで習志野を威嚇するという策略。
実は私は野球観戦といえば、20数年前、膳所高校対彦根東高校の決勝戦と今回しか行ったことのない人なんで、甲子園なんて、もちろん初めてです。何度も高 校野球観戦に行っているおじさまにバスでレクチャーしてもらい、へーっ、こんなところなんかと、お上りさん状態。

でも、集まるもんです。球場のアルプススタンド入口に行くと、知った人に続々出会うんですね。
そりゃ3500人も集まったんだから、知った人の10人や20人なんて、ヘノカッパ。

観戦って、あんなに慌ただしいとは知らんかったです。テレビだと解説聞きながらのんびり見てるけど、球場では試合を見んならんわ、指示に従って応援 をせんならんわ、忙しいことこの上なかったです。
もう、写真撮ってる余裕などなかったのですが、後ろを振り向くと、赤一色!!!
前列は現役高校生で、次のシマにいたのですが、未来を背負う野球少年がいっぱ詰めかけていました。
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そうか、「君達がまた東高校に来て野球してくれるんだね」とおばさんは納得。
「一生に一度と思っていたけど、きっとまた君達が大きくなったら甲子園に呼んでね」と
心のなかでつぶやいていました。

結果は負けたけど、なかなか見ごたえのある好試合を展開してくれた野球部でした。
帰りのバスでは、奇しくも往年の陸上部員4名が集まり盛り上がっていました。

2009年 3月 14日

びわ湖の森の生き物シリーズ記念シンポジウム

琵琶湖博物館のホールで入場無料の記念講演会が明日開催される。
パネリストは嘉田知事、藤井環境生協理事長、林野庁の課長補佐。そして司会は日本自然保護協会の横山理事という豪華メンバー。
本の編集担当のKが打ち合わせやチラシ製作などしていて、当日手伝いはしなくていいの?と聞くと、実行委員会メンバーの家族が手伝ってくれるとのこと。
先日、東京へ行ったとき、大きな書店にはシリーズの1と2がしっかり平積みされていたし、当初は印刷部数や価格設定などで、自然系ってなかなか売れないし なぁと言っていたのだが、とにかく読みやすい本にしたいという編集者の意図、シリーズ本を続けて発行するというサンライズではまれに見る速さで(実は最初 の1冊目発刊までには時間がかかったのだが)6か月の間に3冊出せたというのも、功を奏している。
全国約400か所の書店へ新刊チラシを2枚FAXしたところ、歴史系より生き物シリーズの方が注文数が多い。
「初版を1年で売る」と豪語したKに、「そんなこと無理やわ」と言った私は、なんとなく今年の秋に「ごめんなさい」を言わねばならないかも知れない。でも、そうなったら本当はとてもうれしいことなんだけどね。
来週、また出張するので、書店営業してくるね。

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こちらは都内のある書店に並んでいた『空と森の王者イヌワシとクマタカ』。
シリーズにしてみたが、どの書店でも、鳥、昆虫…と種別にまとめているから、お隣同志ではない。
でも、装丁を統一していることから、各種揃うと目立つし、見つけやすい。

2009年 3月 14日

びわ湖の森の生き物シリーズ記念シンポジウム

琵琶湖博物館のホールで入場無料の記念講演会が明日開催される。
パネリストは嘉田知事、藤井環境生協理事長、林野庁の課長補佐。そして司会は日本自然保護協会の横山理事という豪華メンバー。
本の編集担当のKが打ち合わせやチラシ製作などしていて、当日手伝いはしなくていいの?と聞くと、実行委員会メンバーの家族が手伝ってくれるとのこと。
先日、東京へ行ったとき、大きな書店にはシリーズの1と2がしっかり平積みされていたし、当初は印刷部数や価格設定などで、自然系ってなかなか売れないしなぁと言っていたのだが、とにかく読みやすい本にしたいという編集者の意図、シリーズ本を続けて発行するというサンライズではまれに見る速さで(実は最初の1冊目発刊までには時間がかかったのだが)6か月の間に3冊出せたというのも、功を奏している。
全国約400か所の書店へ新刊チラシを2枚FAXしたところ、歴史系より生き物シリーズの方が注文数が多い。
「初版を1年で売る」と豪語したKに、「そんなこと無理やわ」と言った私は、なんとなく今年の秋に「ごめんなさい」を言わねばならないかも知れない。でも、そうなったら本当はとてもうれしいことなんだけどね。
来週、また出張するので、書店営業してくるね。

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こちらは都内のある書店に並んでいた『空と森の王者イヌワシとクマタカ』。
シリーズにしてみたが、どの書店でも、鳥、昆虫…と種別にまとめているから、お隣同志ではない。
でも、装丁を統一していることから、各種揃うと目立つし、見つけやすい。

2009年 2月 18日

川上社長が「近江学」のコメントを!!

1994年、サンライズが図書コードを取って、さてどうしようかと悩んだとき、
頼るのは地元の教科書販売の書店さんルートと近くの書店さん、
そして地方小出版流通センターさん(地方小)だった。
これまで自費出版の本をポツポツと作っていたので、リストを出したらすぐ取引を
してもらった地方小さんだが、川上社長は、いつも早口、完結明瞭、
ポンポンと話されるので、おんぼりしている私はタジタジしていた。

さて、地方小のコラム&最新刊を見に行ったら、2009/2/17に『近江学 創刊号』のことを書いてもらっていた。ありがとうございます。

滋賀県は日本のまんなかにあり、生き物にとっては南限地とか北限地だし、
渡来文化も日本海から滋賀県を通って伝えられてきた地でもある。
昨年末に発行した『湖国小宇宙』のサブタイトルは
-日本は滋賀から始まった-だし、
日本の原風景ともいえる「里山」が滋賀県の山あいのここ、そこにある。

近所でも「地区の役員になると、仏さんの世話があるから大変や」と
聞くように、近江は無住の社の仏像のお世話をしている仏の国でもある。
 
出版を始めた当初、営業に行った先で出会った高校時代の同級生の店長から
「本は売れへんから、やめとけ」と言われたが、
社内では「とにかく石の上にも三年」と、印刷と出版の両輪でなんとか続けてきたら、
いつの間にか10数年が過ぎた。

文化がある「近江の国」を伝える手段のひとつとしての出版。
これからも、牛歩のごとくボチボチと
出版文化という田畑を耕していきたいと願う。

2009年 2月 17日

ビワマスって可愛くない!!

近々発行予定の「ビワマス」の本の表紙案が出来上がってきて、社長が言ったのだが、私も同意!!口がひんまがっていて、ニクニクシイ顔つきの魚だ。
「なんでこんなにカラダが赤いの?」と聞くと、編集者曰く、産卵前はこんな色になって遡上してくるらしく、そのためヒレもボロボロなんだって。
そこで、今、別の琵琶湖本を作っている編著者のNさんに聞いたら、彼女も「はっきり言って可愛くない」と断言された。

でも、ビワマスって美味しいのよね。そして滅多に食べられないお魚なのね。
ビワマスは別名アメノイオとも言われ、秋に産卵のため川に上ってくる。アメノイオごはんというのは、滋賀県の食文化財のひとつなんだが、一般には食べる機会が少ない。
実は私もアメノイオごはんは残念ながらまた食しておらず……。
でも、サシミや、こけらずし(ビワマスの飯ずし)は食べたことがあり、その美味しさは実感している。
 
可愛くないけど、美味しい魚。
さて、その生態はいかに?
春発行予定なので、乞うご期待。

2009年 2月 1日

思わず「信楽汽車土瓶」買いました

『信楽焼の考古学的研究』を始めとして、サンライズの本でお世話になっている畑中さんから、企画展の内覧会のお誘いがあり、安土城考古博物館へ行ってきました。
発掘された信楽焼の実物が一堂に見られるっていうのは、たぶんこれが初めてではないでしょうか。そして、地雷や手榴弾の実物、満鉄汽車土瓶など、本作りのときに写真で見ただけのものも展示されていて、信楽焼の変遷を知ることのできるおもしろい企画展でした。

で、帰りに図録や書籍売場のところで見つけた「信楽汽車土瓶」。
ケースの上には畑中さん編著の『信楽汽車土瓶』の本も置いてあります。

信楽学園で汽車土瓶が再び生産されるようになった話は以前ニュースでも掲載しましたが、博物館でも会期中販売されるとは、なんと心憎いではありませんか。
どれが良いかなと悩んだ挙句、珍しい茶色の汽車土瓶を買いました。
また通販で信楽学園のサイトから購入することもできます。

あっ、信楽汽車土瓶についての詳しいことをお知りになりたい場合は、併せて『信楽汽車土瓶』の本もお買い上げくださいね。

2009年 1月 11日

おからドーナツ

最近おから ドーナツが流行っているらしい。
豆腐を作るときに出るおからは産業廃棄物として処理されるらしいが、大豆の搾りかすで、栄養はある。

実は私も時々自家製豆腐を作ったときにできる「おから」の処分に頭を悩ましていた。1回つ豆腐を作ると丼鉢約2杯のおからが出来、毎回卯の花を作っ ても飽きられてしまう。とりあえずは冷凍したり、庭の生ゴミコンポストに入れたりしていたのだ。

そんな訳で今日は巷で話題の「おからドーナツに挑戦。

【材料】
おから   200グラム
強力粉   200グラム
砂糖    大さじ3杯
バター   40グラム
ベーキングパウダー 小さじ2杯
卵      2個

バターは溶かしておき、卵を溶いてバターと砂糖を入れて混ぜ、
おから、粉、BPを入れて混ぜる。
ボール状にして、170度の油で揚げる。
ちょっと色が濃くなったドーナツはシナモンシュガーをまぶして、アラ隠し。

でも、まだ半分おからが残っている。

2008年 12月 30日

餅つき

臼と杵で搗くのが本来ですが、昨年電動餅つき機を買ったので、
昨日、簡単餅つきをしました。
親戚のお料理の上手いおばさんから簡単鏡モチ作りも聞いたので

今回もラクラク鏡モチ作りをしました。

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こちらが出来上がったおモチです。
適当な大きさの丼鉢や茶碗にラップを敷いて、搗き上がったモチを
入れておしまい。
のし餅も餅つき機のフタにビニールを敷いたところに入れました。
本当はひっつかないようにとり粉を引いて、丸めるんですよね。

それと、電動餅つき機が動いている間に、水で手を濡らして
回っているモチをヒョイと取って、容器に移すという技も教えてもらいました。

さて、これでお餅も揃ったし……。
「あら、お雑煮用のハマグリは?」
あー、そうでした。
ハマグリというのは丸モチのことで、彦根は丸モチ文化圏なのです。
明日、市場のお餅屋さんで買ってきます。

では、みなさまもどうぞ良い新年をお迎えください。

2008年 12月 30日

餅つき

臼と杵で搗くのが本来ですが、昨年電動餅つき機を買ったので、
昨日、簡単餅つきをしました。
親戚のお料理の上手いおばさんから簡単鏡モチ作りも聞いたので
今回もラクラク鏡モチ作りをしました。

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こちらが出来上がったおモチです。
適当な大きさの丼鉢や茶碗にラップを敷いて、搗き上がったモチを
入れておしまい。
のし餅も餅つき機のフタにビニールを敷いたところに入れました。
本当はひっつかないようにとり粉を引いて、丸めるんですよね。

それと、電動餅つき機が動いている間に、水で手を濡らして
回っているモチをヒョイと取って、容器に移すという技も教えてもらいました。

さて、これでお餅も揃ったし……。
「あら、お雑煮用のハマグリは?」
あー、そうでした。
ハマグリというのは丸モチのことで、彦根は丸モチ文化圏なのです。
明日、市場のお餅屋さんで買ってきます。

では、みなさまもどうぞ良い新年をお迎えください。

2008年 12月 22日

中山道、矢倉から摺針峠の旧道

数日前、番場のIさんが「摺針峠の旧道が整備されて繋がった」と
教えてくださったので、行ってみた。
矢倉の北国街道との分岐点から、現在は自動車道が続いて
いるのだが、その左手に旧道があった。

ところが、これまで少し行くと、木や雑草に覆われていて、
とても歩ける状態ではなかったのだが、Iさんの言う通り、
本当に道が通じているではないか。

進むに従い、少しずつ道は狭まってくる。
途中で雨の時に流路と化す、川というより溝があり、
新しい木の橋も付けられていた。

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もう1か所、道をその溝が横切っているのだが、こちらは小さな石橋だった。
少しずつ勾配が急になってきて、そろそろ自動車道に辿り着く様子。

………すると、道の左右には不法投棄されたゴミが散乱している。
どうやら、雑草に覆われていた旧道はゴミの投棄場所と
なっていたようだ。

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そして、自動車道へ出ると、道の向こう側に例の階段が見えた。
この階段を登って行くと、峠への近道で、旧道でもある。

11月中旬にこの道を通ったときは、気付かなかったのだが、
いったいいつ通じたんだろう?
旧中山道ということは明らかに公道なんだろうが、
果たしてこの道は国道か県道か市道か?
あっ、そういえば、摺針峠への自動車道がいつ開通したのかも
私は知らなかった。

近所のことなのに、まだまだ知らないことがいっぱいあるものだ。
また、摺針の古老にお話を聞きに行かねば……。

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