▼アプリ「俳句てふてふ」吟行ツアー『五・七・五 湖国旅!』スタート
びわこビジターズビューロー×毎日新聞社×毎日新聞旅行
……びわこビジターズビューローでは、「俳句てふてふ」を使った滋賀の魅力発信にも取り組んでいきます。滋賀ゆかりの俳句を観光情報とともに投稿してアプリユーザーにPRするほか、その投稿をツイッターなどにシェアして多くの方に滋賀の魅力を伝えていきます。投稿句は、芭蕉らが近江(滋賀)を訪ねた際に詠んだものを中心に随時写真とともに投稿……(毎日新聞社プレスリリース)
アプリ「俳句てふてふ」のダウンロードはこちら → https://www.tehutehu.com/
▼江戸後期の「太郎兵衛三代」/琵琶湖治水の先人知って/郷土史家 石田さん 書籍出版/命がけで川ざらえ嘆願
高島市の郷土史家、石田弘子さんが、江戸後期に琵琶湖畔の水害を減らそうと瀬田川の川ざらえに奔走した、深溝村(現・高島市新旭町深溝)の庄屋・太郎兵衛の3代、約半世紀にわたる労苦をまとめた書籍「琵琶湖治水に命をかけた 藤本太郎兵衛三代」を出版した。太郎兵衛の顕彰活動を続ける石田さんは「太郎兵衛は地元以外であまり知られていない。『治水の先覚者』であった偉大な先人の足跡を記録し、次世代に伝えたい」と語った。……(毎日新聞2020/01/29)
琵琶湖治水に命をかけた藤本太郎兵衛三代
ISBN978-4-88325-196-4
▼楽しく仕事ができて著者から感謝される 素晴らしき自費出版の世界
ジャグラ×日本自費出版ネットワーク
ネット社会の昨今、ブログやSNSでの自己表現は容易になりましたが、「自分のことを後世に残したい」「自分なりの表現や情報発信をしたい」という人は昔からおり、出版・印刷業界は「出版」という形で、それら需要に応えてきました。小ロットの文字もの印刷物を主力製品としていた軽印刷の流れを汲む私たちジャグラも、90年代半ばから組合の一事業として「自費出版」を支援し、その活動は「NPO法人日本自費出版ネットワーク」という形で現在に受け継がれています。現在、「自費出版」はプライベート出版という域を超え、社会問題を扱ったテーマのものも増えるなど、益々、その存在が注目されていますが、2020年の新年にあたり、改めてその存在意義を考えてみました。……(月刊「グラフィックサービス」2020年1月号、No.818)
▼湖国 河川の歴史紹介/成安造形大近江学研究所/文化誌発行 写真やエッセー
……巻頭の特集で、県内の全河川に小水力発電の設置可能エリアを示すなど、デザイン性の高い地図を掲載し、流域の資源や土地利用と川の関係が一目で分かるようにした。他に、瀬田橋の歴史や安曇川流域の「シコブチ」信仰、ビワマスの生態などを解説している。河川の魅力が伝わる写真や絵画も楽しめる。……
▼成安造形大 近江学研究所/湖国の文化資源の研究と発信/直感や感性 新たな発見/かるた作り 風土表す
……近江学研究所は2008年、「近江」を学ぶ初の専門研究機関として設立された。戦国時代などで重要な歴史の舞台であり、珍しい風習も残る湖国を深く知ることで、新しい創作物や価値観の発見につなげる狙いがある。毎年、「山」や「道」などのテーマを決め、研究所の教員や学生が地域を探訪し、成果を文化誌や公開講座などで発信している。……来年度のテーマは「祭」……(京都新聞2020/01/25)
▼今週の本棚 この3冊
明智光秀 小和田哲男・選
【1】図説 明智光秀(柴裕之編著/戎光祥出版/1980円)
【2】明智光秀と近江・丹波(福島克彦著/淡海文庫/1650円)
【3】信長家臣明智光秀(金子拓著/平凡社新書/924円)
明智光秀を主人公とするNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送がはじまる。光秀といえば、誰もが本能寺の変を思いおこし、稀代の謀反人、果ては「主殺しの大悪人」のようないわれ方をされてきた。「そんな悪人を主人公にしていいのか」といった声があがってくるかもしれない。本当に悪人だったのか。ドラマを通して、正しい光秀像が浮かびあがり、それが多くの人の共通認識となることを期待している。
いつものことながら、大河ドラマの主人公になる人物に関しての著作が書店に並び、光秀に関しても例外では……(毎日新聞2020/01/19)
明智光秀と近江・丹波 分国支配から「本能寺の変」へ
ISBN978-4-88325-195-7
▼東アジアの森文化 解説/下京で講演会/日韓台の特徴紹介「再認識、保全に」
……神戸女子大非常勤講師で、文化人類学などを研究する李春子(イチュンジャ)さんの書籍出版に合わせてサンライズ出版(彦根市)が企画した。
李さんは、東アジアには山や川などの水源と人間の営みが深く関わる伝統の森があると指摘。日本、韓国、台湾の計100カ所を現地調査した結果を紹介した。
日本は神を祭った鎮守の森など森文化が豊かに残っていると実例を挙げ、韓国は防災林の意味合いが強いと説明。台湾は森文化は少ない一方、地域の憩いの場や観光活用が盛んとした。…………(京都新聞2020/01/19)
既刊『神の木 日・韓・台の巨木・老樹信仰』
▼湖治水の偉業 一冊に/石田さん 江戸の庄屋3代題材/新旭
高島市新旭町深溝の石田弘子さんが、江戸時代後期、瀬田川のしゅんせつに尽力し、治水の先覚者とされた庄屋三代の功績を「琵琶湖治水に命をかけた藤本太郎兵衛三代」に著し、出版した。
石田さんは一九八二(昭和五十七)年に旧新旭町教委の嘱託職員として町史編さんに携わり、町内の資料収集に努める中で、同郷の藤本家の三代にわたる苦労を知った。「琵琶湖治水沿革史」や藤本家に伝わる古文書、区有文書などを丹念に調べ、五章にわたって偉業を明らかにした。……(中日新聞2020/01/06)
琵琶湖治水に命をかけた藤本太郎兵衛三代
ISBN978-4-88325-196-4