▼3年ぶりの開催! 京極夏彦氏も店番!? 本好きが待ちに待った祭典「神保町ブックフェスティバル」で街が熱気に包まれる
2019年の開催からコロナ禍での2年の中止を挟み、本好きが待ちに待ったイベント「神保町ブックフェスティバル」が今年10月29日と30日の土日の2日間に、3年ぶりに開催された。
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▽全国各地の出版社が出店
神保町ブックフェスティバルでは、都内や神保町近辺の出版社だけでなく日本各地の出版社も参加している。各地の郷土出版物や特産品などを探すのもイベントならではの楽しみだ。
サンライズ出版は滋賀県を拠点にしている出版社。琵琶湖周辺の歴史や文化の出版物を刊行している。だれでも琵琶湖を描ける琵琶湖定規はイベントで完売。(ダ・ヴィンチWeb2022/11/17)
嘉田由紀子は、1980年代後半の滋賀県立琵琶湖博物館準備室に在籍していた頃から琵琶湖周辺にある集落の水利用に関する調査に取り組み、その成果を開館した琵琶湖博物館の展示に活かすとともに、中国の太湖周辺の水郷地帯のフィールドワークをおこなっていました。
一方、2007年に琵琶湖博物館の学芸員に採用された楊平は、「生水(しょうず)の郷」として知られる高島市新旭町針江の暮らしに魅せられ、生活史の聞き取り調査を進めながら、稲作と養魚などを組み合わせた循環型農業を営んできた中国の太湖周辺の研究にも取り組みました。
琵琶湖博物館の在職時期は重なっていませんが、それぞれの研究の方向性が似かよっていた2人は、琵琶湖博物館で開催されたシンポジウムや企画展、2011年に米テキサス州で開催された第14回世界湖沼会議などに出向くなかで親交を深め、今回の共著刊行に至りました。
第1~3部では、カバタや水辺遊びを通して幼少期から水と親しんできた針江地区の暮らし、琵琶湖に面した水陸移行帯における漁撈と農業の実際、針江の生活を支えるさまざまな集団を分析、第4部では中国の太湖周辺にみられる複合的生業と2000年代以降の近代化にみられる琵琶湖周辺との共通性などを検討、終章では琵琶湖と水田の結びつきを取り戻す滋賀県の「魚のゆりかご水田」政策や、今年7月に世界農業遺産に認定された「琵琶湖システム」にも言及しながら、長い歴史の中で培われてきた水辺の暮らしには、現在の気候変動や環境破壊に対抗しうる力があるのではないかと問いかける内容となっています。
水と生きる地域の力 琵琶湖・太湖の比較から
ISBN978-4-88325-777-5
▼湖国の自然 みんなで守り育てる/元理科教員の著書 自費出版文化賞 特別賞/保全ノウハウ紹介 仲間づくり奔走
今年度の第25回日本自費出版文化賞の特別賞(研究・評論部門)に、理科教員として滋賀県内の環境保全活動に長年取り組んだ故・村上宣雄さんの著書「やさしいネイチャーウォッチング―自然を守り育てる仲間づくり」(サンライズ出版)が選ばれた。12日に東京都千代田区で表彰式が開かれる。……(朝日新聞2022/11/10)
やさしいネイチャーウォッチング 自然を守り育てる仲間づくり
ISBN978-4-88325-750-8
▼「世界遺産」学びの一冊/滋賀大講義を書籍化
滋賀大(本部・彦根市)の「世界遺産学」講義が書籍化され、位田隆一・前学長らが彦根市役所を訪れ献本した。タイトルは「世界遺産学への誘(いざな)い」。同講義は彦根城の世界遺産化を推進する彦根商工会議所(小出英樹会頭)の寄付を元に、2019年度から市民参加型で開かれている。本を受け取った和田裕行市長と小出会頭は、「来年には国内推薦を取り、25年度に世界遺産登録を達成したい」などと意欲を語った。……(毎日新聞2022/10/29)
世界遺産学への誘い
ISBN978-4-88325-768-3
10/29(土)、30(日)に東京神田神保町で行われる「神保町ブックフェスティバル」へ出店します。中井均先生退職記念論集『城郭研究と考古学 』など高額書籍も特別価格で販売。ご購入の方には滋賀県ゆかりの特製グッズ(数量限定・非売品)をプレゼントします。
日時:2022年10月29日(土)、30日(日)10時~18時
会場:すずらん通りなど(小社はE-北-19、揚子江彩館さん前)
主催:神保町ブックフェスティバル実行委員会
詳細は下記をご覧ください。
http://osanpo-jimbo.com/news/22111
▼滋賀大の「世界遺産学」書籍に/彦根城推薦へ 第一級の講師ら講義/意義や歴史「普遍的価値」解説
国宝・彦根城(滋賀県彦根市)の世界遺産登録に知的支援を――。滋賀大学が彦根商工会議所の要望で開講した「世界遺産学」が、書籍になった。「世界遺産学への誘(いざな)い」(おうみ学術出版会)。第一線の講師陣が「世界遺産とは」「登録地で何が起きているのか」など、世界遺産の諸テーマを論じる。登録の意義などを考えてもらう試みだ。(朝日新聞2022/10/27)
世界遺産学への誘い
ISBN978-4-88325-768-3
▼公文書館記念誌 点字・録音で/県視覚障害者協が寄贈/「湖国の歴史 身近に感じて」
県立公文書館が2021年に出版した「歴史公文書が語る湖国―明治・大正・昭和の滋賀県」(サンライズ出版)の点字図書と録音図書を、県視覚障害者福祉協会が同館に寄贈した。「県民共有の知的資源である公文書を視覚障害者の方々に身近に感じていただける」として、青山学館長から同協会の大橋博会長に感謝状が手渡された。……(毎日新聞2022/10/27)
歴史公文書が語る湖国 明治・大正・昭和の滋賀県
https://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-719-5/
▼世界遺産への理解 本で深めて/彦根城の登録後押し狙い発売/滋賀大の講義内容まとめる
国宝彦根城(彦根市)の世界遺産登録を後押ししようと滋賀大と彦根商工会議所が実施する大学の公開の講義の内容をまとめた書籍「世界遺産学への誘(いざな)い」(サンライズ出版)が発売された。滋賀大の竹村彰通学長らが彦根市役所を訪れ、市などに書籍を進呈。登録に向けて関係者らが結束を強めた。(中日新聞2022/10/21)
▼世界遺産登録めざし滋賀大講義を書籍化 彦根